レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月26日
- 登録日時
- 2016/11/15 14:45
- 更新日時
- 2016/11/15 14:45
- 管理番号
- POLA-2016-001
- 質問
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昭和5~6年頃のメーク法を知りたい(映画製作の小道具の参考資料)
- 回答
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ベースメーク料としてはすでに大正時代から発売されていた色白粉を使用。
ポイントメークのうち、リップメークは赤の他、オレンジ系やピンク系など数色あった押出式の棒口紅を使用。アイシャドー、マスカラなどのアイメークなどは「夜の化粧」とも言われ、一般女性が行うことは少なかった。
上記裏付けとなる参考資料として、該当時期付近の美容書を紹介。
- 回答プロセス
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所内蔵書検索にて発行年1930・1931年くらいの美容書を検索して、紹介
■口の化粧法
なほ、口紅を忘れた化粧には魅力がありません。外出の折りも、チツク製のを持つて歩いて、食事の後などは必ず口のまわりに注意する事であります。
早見君子著『美容法と結髪 : 見違へる程美しくなる』東京:大興社、昭和2(1927)年、p195〈1964〉
■紅の選び方
口紅に使用することが出来る水紅、練紅、棒紅等にはあまり種類がありません。
君塚貞『美容 : 理論と実際』荏原町(東京府):実用婦人社、昭和4(1929)年、p123〈1769〉
■紅と眉ずみ
紅と眉ずみとかは、使ふにいたしましても極く一少部分でございます丈に、餘り注意をいたしませんが、
松井千枝子著『家庭美容美顔術』大阪:文花堂、昭和5(1930)年、p121〈1901〉
など
- 事前調査事項
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口紅については、板状のものと棒状のものがあったことをネットなどで確認済み。
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 油脂類 (576 9版)
- 理容.美容 (595 9版)
- 参考資料
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- 早見君子著. 美容法と結髪 : 見違へる程美しくなる. 大興社, 1927. p.195 (〈1964〉)
- 君塚貞著. 美容 : 理論と実際. 荏原町(東京府), 1929. p.123 (〈1769〉)
- 松井千枝子著. 家庭美容美顔術. 文花堂, 1930年. p. 121 (〈1901〉)
- キーワード
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- 化粧品--日本--歴史--昭和前期
- 美容術
- 化粧
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000199655