レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2016/10/26 13:47
- 更新日時
- 2016/11/06 14:51
- 管理番号
- 2016.11-03
- 質問
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解決
ミミズが地上に出て、干からびているのをみるが、なぜわざわざ外へ出てくるのか知りたい。
- 回答
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■百科事典
『世界大百科事典 27 マク-ムン』(平凡社 2009年) p.482
「ミミズ」の項目に生態の説明がある。雨降りのあとなどに路上にミミズが死んでいるのは「穴の中に雨水が入って外にで、新しい穴を見つける前に日光の紫外線によって麻痺状態になって死ぬのだろうといわれている。」とある。
■所蔵の本を「件名:みみず」で検索したものの中から
『ミミズの雑学』(渡辺 弘之/著 北隆館 2012年) p.43~49
「ミミズにまつわる基礎知識」の章、「よくわかっていない生活史」の中に「ミミズの一斉大量死」の項目があり、地表に出てくる要因として、地震予兆、水溶性物質・特異ガス、音・振動、一斉移動などの説が紹介されている。
■「レファレンス協同データベース」で検索する
ミミズに関して類似の事例があり(豊中市立図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000175265)、参考になる資料が紹介されている。その中から所蔵の本を案内する。
『ミミズの話』(山口 英二/著 北隆館 1979年)p.91~92
路上などでのミミズの大量死の原因として、いくつかの説が挙げられている。寄生虫説、酸素不足説、土中の炭酸ガスが増え地上に這い出したミミズが日光にあたり死亡する説など。
『ミミズの謎』(柴田 康平/著 誠文堂新光社 2015年)p.6~65
従来の説を一通り紹介した上で、更に観察と実験を重ねている様子が写真や絵入りでわかりやすく 解説されている。地表に出てくるのは降雨の関係のほかに、月の周期や土中の高温に要因があるなどの推測がされている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 世界大百科事典 27 2009年改訂新版. 平凡社, 2009年. p. p.482
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渡辺弘之 著 , 渡辺, 弘之, 1939-. ミミズの雑学. 北隆館, 2012. (環境Eco選書 ; 6)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023737413-00 , ISBN 9784832607262 -
山口 英二/著 , 山口‖英二. ミミズの話. 北隆館, 1979. (くらしの図書館シリーズ. よみもの動物記. よみもの動物記)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000094556-00 -
柴田康平 著 , 柴田, 康平, 1949-. ミミズの謎 : 暗闇で光るミミズがいるって本当!?. 誠文堂新光社, 2015.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026823216-00 , ISBN 9784416115206
- キーワード
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- ミミズ
- みみず
- 蚯蚓
- 生態
- 照会先
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000198772