レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年07月06日
- 登録日時
- 2016/08/04 14:32
- 更新日時
- 2016/08/04 14:32
- 管理番号
- 相-160010
- 質問
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解決
韓国にある異文化建造物、例えば、西大門刑務所歴史館や旧ソウル駅など、日本の文化が外見上に残った建造物について、調べてほしい。写真付きが望ましい。
- 回答
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下記資料を紹介した。
『植民地建築紀行 満州・朝鮮・台湾を歩く』西澤泰彦著 吉川弘文館 2011年
p.38-40に「シビックセンターとしての庁舎-旧ソウル市庁舎(旧京城府庁舎)」の記述(写真付き)がある。また、p.61-67「保存された駅舎」という項目の中に「ソウル駅(旧京城駅)」、p.117-120「植民地政策としての病院事業」の中に「旧大韓医院」が、いずれも写真付きで掲載されている。このほか、p.143-152「朝鮮銀行とゼツェッシオン建築」、p.221-233「変身した怪物とその後-韓国国立中央博物館(旧朝鮮総督府)」といった記事が、写真と共に掲載されている。
『日本植民地建築論』西澤泰彦著 名古屋大学出版会 2008年
巻頭にカラー写真で建築物が掲載されている。また、文中にモノクロ写真や建築の平面図が掲載されている。
図表一覧および索引の掲載もある。
また、インターネット上で「韓国」「植民地」「建築」等をキーワードに検索したところ、次のような論文がヒットした。
いずれも、「日本植民地時代に日本人が建造した建築物(略)に着目し、それらの利用の実態と、評価を明らかにする」ことを目的として執筆されたものであり、建築物の写真も掲載されている。学術機関リポジトリポータルJAIROで公開されている。
「韓国におけるコロニアルタウンの景観 ―同化と異化,保存・利用・破壊―」須山聡著 (人類文化研究のための非文字資料の体系化 03 p. 150~174 2006年 神奈川大学21世紀COEプログラム研究推進会議)
(http://jairo.nii.ac.jp/0108/00004557)
「韓国における植民地都市景観の無国籍性 ―群山・木浦市を中心に―」須山聡、鄭美愛著(駒澤大學文學部研究紀要 66 p.19~45 2008年 駒澤大学)
(http://jairo.nii.ac.jp/0250/00018485)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 西洋の建築.その他の様式の建築 (523)
- 参考資料
- キーワード
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- 韓国
- 日本統治下
- 日帝残滓
- 建築物
- 植民地
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000195607