レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/11/05
- 登録日時
- 2015/03/18 00:30
- 更新日時
- 2015/03/18 12:18
- 管理番号
- 0000001148
- 質問
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解決
伊勢長浜出身の俳人三浦樗良と加賀の俳人との関係を記した資料はないか。
- 回答
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『加能俳諧史』安永七年の箇所に、以下の記述が見つかりました。
安永七年戊戌(1778)閏七月樗良はことし春秋二度加賀に来遊した。樗良発句集に「安永七三越路行 ことしの春は心おとろへ筋骨からみたましゐの静ならされは加賀の国山代の温泉にあそはむと思ひ立出る山路さむけれとやよひのすゑなれは桃さくら山吹な咲みたれたり」これ春の紀行である。雪の声によれば秋の頃越後高田を去った樗良は越中に入りさらに小松に来遊した。小松の凡夫、岩下の二人はこの時遠くに越後に樗良を迎え、樗良は越中の在貫を伴うて小松の正雲精舎(小松鍛治町真宗正雲寺)に春を迎えた。樗良と連句に一座した小松の連中は、可丈、雪人、凡夫、万艸、一青、春路、波泉、如今、樗人、岩下、尺屮、勇司、一斧、百史、序水であった。波泉は麁上句帳に載せる啓明庵玻泉であろう。一座中野冬が見えない。明和八年樗良か訪れたのち世を去ったのであろうか。樗良発句集に「野冬を悼うくひすのなきたまならは梅に来よ 野冬亭にて羨し門は稲ほす冬こもり」樗良来遊の折の作を収めた「ゆきの声」は翌々九年に板行された。…
- 回答プロセス
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1、石川県関係人物文献検索×
2、ナリスで「樗良」を検索×
3、石川県関係資料コーナーで俳諧関係資料を探したところ、上記資料を見つけた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (91 9版)
- 参考資料
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- 1 加能俳諧史 改訂 大河 良一∥著 清文堂出版 1974.3 K913/173 p.294-295
- キーワード
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- 樗良
- 加賀国
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000169217