レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20140524
- 登録日時
- 2014/10/13 16:38
- 更新日時
- 2014/12/25 14:52
- 管理番号
- 2014010
- 質問
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解決
江戸時代に砺波市内を流れていた切田川、唐又川、岡川について、ヨミとあわせて知りたい。切田川は平凡社の「富山県の地名」に掲載。
- 回答
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①切田川(キリタガワ)は現在、岸渡川(ガンドガワ)という名前に。『富山県の地名』(平凡社)によると、天明3年加賀藩主前田重教の次女穎姫の
通行の際に、キシワタリガワと改名。明治中期以降ガンドガワに定着した。庄川若林口用水の分流の一つで、砺波市日詰から福岡町に入り、
右岸で荒俣(アラマタ)川、左岸で唐俣(トウマタ)川と合わせ、高岡市上渡で小矢部川と合流 とある。
②唐又川(或いは唐俣川)は、『東西砺波地方史料』の記述より、小矢部市、福岡町内を流れている。『河川大事典』では、「カラマタガワ」とあるが、
グーグル検索すると、地元住民のフェイスブックで「トウマタガワ」というヨミになっている。
③岡川は『越中志徴』では、”下中村・金屋本江(現小矢部市)村領落合出水。乱場川という。地崎村領より岡川という。土屋村領で小矢部川に合流”とある。地崎・土屋いずれも現福岡町。調査した郷土資料では、特にヨミは書かれていなかった。
- 回答プロセス
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①富山県の地名 平凡社 1994(日本歴史地名大系16) p988 岸渡川の記述と共に唐俣川の名もあり。
②越中志徴 復刻版 森田平次著 富山新聞社 1973 p144 岡川
③東西砺波地方史料 振興出版社 1987 p8~9 唐又川(唐俣川)、岡川、岸渡川の記述あり
④福岡町史 福岡町 1969 p294~295 岸渡川の記述
⑤河川大事典 日外アソシエーツ 1991.2 唐俣川(カラマタガワ)の記述。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 北陸地方 (214)
- 河海工学.河川工学 (517)
- 参考資料
- キーワード
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- 富山県
- 地名
- 河川
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000160860