レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013-06-08
- 登録日時
- 2013/07/18 00:30
- 更新日時
- 2013/07/19 17:10
- 管理番号
- B130529133444
- 質問
-
解決
チェコのテスラ研究所で開発されたチェコ・テスラ発振回路と、バッカー発振回路に関する文献を探しています。貴館所蔵の次の資料の調査と、他に参考になる資料がないか調査をお願いします。
・『The radio amateur's handbook』American Radio Relay League,1926
・『The radio amateur's handbook 1940』1939
・『The radio amateur's handbook』American Radio Relay League,1951
・『Radio Engineering Handbook』McGraw-Hill,1950
・『Radio Engineering Handbook』學術文獻出版社,1943
- 回答
-
ご指定の当館所蔵の資料(1)~(5)を調査しましたが、「チェコ・テスラ発振回路」及び「バッカー発振回路」に関する記述は確認できませんでした。(【 】内は当館請求記号です。)
資料(1)
『The radio amateur's handbook』
(American Radio Relay League 1926 【621.384-R1293】)
資料(2)
『The radio amateur's handbook』
(American Radio Relay League Headquarters Staff 17th ed. 1939 【319-95】)
資料(3)
『The radio amateur's handbook』
(American Radio Relay League 28th ed. 1951 【621.38-A512r】)
資料(4)
『Radio engineering handbook』
(Henney, Keith著 McGraw-Hill 4th ed. 1950 【621.3841-H515r4】)
資料(5)
『The radio engineering handbook』
(Henney, Keith著 學術文獻出版社 1943.8 【621.38-H516r】)
その他の当館所蔵資料を調査したところ、「バッカー発振回路」及び「チェコ・テスラ発振回路」について記載のある資料(6)-(9)が確認できましたのでご紹介します。
資料(6)
『RF and microwave transistor oscillator design』
(Andrei Grebennikov著 John Wiley & Sons c2007 【ND371-B35】 )
p.41に「Vackar Oscillator」についての説明及び回路図が記載されています。
資料(7)
Nguyen, TN and Lee, JW「A K-band CMOS Differential Vackar VCO With the Gate Inductive Feedback」
(『IEEE transactions on circuits and systems. II, Express briefs』59(5) May 2012 pp.257-261 【Z54-H73】)
p.257に「Vackar VCO」についての説明及び回路図が記載されています。
資料(8)
Nguyen, TN and Lee, JW「Low Phase Noise Differential Vackar VCO in 0.18 mu m CMOS Technology」
(『IEEE MICROWAVE AND WIRELESS COMPONENTS LETTERS』20(2) Feb. 2010 pp.88-90 【Z54-H283】)
p.88に「Vackar Oscillator」についての説明及び回路図が記載されています。
資料(9)
「技術展望」(『CQ ham radio : アマチュア無線専門誌』16(5) 1961.4 pp.112-116 【Z16-170】)
p.116に「チェコ・テスラ発振回路」についての説明及び回路図が記載されています。
また、文中に「テスラ回路の諸元について、ルーマニアの雑誌(Radio amatorul)に掲載されたものを・・・」という記述があります。そこで、雑誌『Radio amatorul』について当館所蔵資料等を調査しましたが、正確な書誌的事項は特定できませんでした。
また、当館契約データベース「Proquest Central」を「Vackar」等のキーワードで検索したところ、抄録等に「バッカー発振回路」について記載のある資料(10)-(12)の書誌的事項を確認しましたので、参考までにご紹介します。本文は同データベースに収録されています。
なお「チェコ・テスラ発振回路」について記載のある資料の書誌的事項は確認できませんでした。
資料(10)
「Science; New findings in science described from Kyung Hee University」
(『Journal of Technology』Mar. 2010 p.37)
資料(11)
「Up front in QST」(『QST』87(1) Jan. 2003 p.20)
資料(12)
Pepper, Jim「The W6QIF Oscillator」(『QST』89(2) Feb. 2005 pp.32-35)
当館契約データベース「Web of Science」を同様に検索したところ、表題に「バッカー発振回路」について記載のある資料(13)の書誌的事項を確認しましたのでご紹介します。資料 (13)は、当館での所蔵は確認できませんでしたが、CiNii Books(http://ci.nii.ac.jp/books/)によると、関西大学図書館、青山学院大学万代記念図書館(相模原分館)など、複数の機関で所蔵しているようです。詳細は各所蔵機関にお問い合わせください。
なお「チェコ・テスラ発振回路」について記載のある資料の書誌的事項は確認できませんでした。
資料(13)
JORDAN, GB「VACKAR VFO - A DESIGN TO TRY」
(『The Electronic engineer』27(2) 1968 pp.56-&)
WebCite Consortiumが運営するWebCite(http://www.webcitation.org/index)を調査したところ、資料(14)が見つかりましたのでご紹介します。本文はこのサイトの http://www.webcitation.org/69t7UBzcq でご覧になれます。
資料(14)
J. Vackar「LC Oscillators and their Frequency Stability」
(『Tesla Technical Reports』Dec. 1949 pp.1-9)
インターネット・データベースの最終アクセス日は6月4日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・『ラジオアマチュアハンドブック』(日本アマチュア無線連盟編集 誠文堂新光社 1958)
・『JARLアマチュア無線ハンドブック』(日本アマチュア無線連盟編 CQ出版 1981)
・『発振回路の完全マスター』(稲葉保著 日本放送出版協会 1988)
・『医学の古典をインターネットで読もう』(諏訪邦夫著 中外医学社 2011)
・「Tesla's nonlinear oscillator-shuttle-circuit(osc) theory」(『Annales de la Fondation Louis de Broglie』16(1) 1991)
・「CQ Ham Radio Search」(http://www.cc.rim.or.jp/~nagayama/cgi-bin/CQ_search.htm)
- NDC
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- 電子工学 (549 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 電子回路
- 発振回路
- チェコ・テスラ
- バッカー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000133867