レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年07月01日
- 登録日時
- 2011/11/24 18:13
- 更新日時
- 2012/03/12 23:36
- 管理番号
- 埼浦-2011-057
- 質問
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解決
草加市立歴史民俗資料館に、綾瀬川から出土した丸木舟がある。出土後、県の施設で保管し、その後草加市に引き渡されたという。保管をした施設の中に埼玉県立浦和図書館もあったようだが、時期を知りたい。
- 回答
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埼玉県立浦和図書館に丸木舟が保管されていたことは判明したが、保管時期までは特定することができなかった。関連の下記の資料を紹介した。
『草加市の文化財25 文化財調査報告書平成18年度』
p34-35 丸木舟の記述あり。
保管場所については、「県施設(当時の県立図書館内郷土資料室や県立文化会館)に預けられていたという。」とあるのみ。県施設にあった時期については、出土した昭和4年から、草加市に引き渡された昭和25年の間であることはわかるが、各施設にあった時期についての記述はなかった。
『発掘丸木舟及び櫂の用材について(続報) 資源科学研究所彙報 第33号別刷』
p88「49 同郡蒲生村蒲生新田綾瀬川流域。1929。(浦和市埼玉図書館)」とあり。記述は、出土地、年、(保管地)の順である。保管時期については記述なし。
『埼玉県立浦和図書館50年誌』
p92「図書館階上の県史資料室には県内からの出土品、土器、石器、板碑、古墳発掘品等も収集せられたが、終戦後大宮文化会館に引継がれて今は県立博物館に移されたと思う。」とあり。保管時期についての記述なし。
p93「南埼玉郡蒲生新田近くの綾瀬川から丸木舟が発見せられ、製作年代は古墳末期か飛鳥奈良時代と認められたので図書館に運んで階下の廊下に置いてあったが、終戦後地元の中学校へ移した。」とあり。保管時期についての記述なし。
『埼玉史談 第1巻第4号』
p288-289「綾瀬川より独木舟を発見(略)同船は発見後、改修事務所の注意により船上に安置し、多くの見物人もあって、地元から保管方を申出たのもあるが、一応県立図書館内郷土史料室に入れることに決定した。」とあり。保管時期についての記述なし。
- 回答プロセス
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調査済み資料
『草加市史 自然・考古編』(草加市 1988)
p632 丸木舟についての記述はあるが、保管場所やその時期については触れられていない。
《埼玉県立文書館収蔵資料検索システム》を〈丸木舟〉〈独木舟〉で検索したが、保管場所やその時期についての文書は見つからなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『草加市の文化財25 文化財調査報告書平成18年度』(草加市教育委員会 2007)
- 『発掘丸木舟及び櫂の用材について(続報) 資源科学研究所彙報 第33号別刷』(山内文著 資源科学研究所 1954)
- 『埼玉県立浦和図書館50年誌』(埼玉県立浦和図書館 1972)
- 『埼玉史談 第1巻第4号』(埼玉郷土会 1950)
- キーワード
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- 丸木舟
- 独木舟
- 綾瀬川
- 草加市‐歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000097109