レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/03/09 14:43
- 更新日時
- 2010/11/15 10:42
- 管理番号
- 2009-183
- 質問
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解決
室町時代前後に鼓(太鼓)が時刻をどのように知らせたのか知りたい。
どのような資料を見ればよいか。
- 回答
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『暦と時の事典 : 日本の暦法と時法』、『日本の時刻制度』、』、『暦の科学 : “時"を読む基礎知識』などに、鼓(太鼓)による時刻の知らせ方についての記述があります。
『日本大百科全書』の「時」の項でも少し触れられています。
- 回答プロセス
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1. DOORSでキーワードに「時法」と入れ検索
→5件ヒット。
1番目の『暦と時の事典 : 日本の暦法と時法』を見に行く。
→p205に「ときのたいこ 時の太鼓」という項あり。
「『延喜式』陰陽寮の条に子、午のときには九ツ、丑未には八つ、寅申には七つ、・・・太鼓をならすことが規定されている・・・」
などの記述あり。
2. 上記資料の棚をブラウジング
→『日本の時刻制度』という資料あり。
→p99-103に「時の鼓鐘」の章。
「平安時代の事は、「延喜式」の陰陽寮の規定の中に、時刻を知らせる為の守辰丁が打つ鼓鐘の数が記されている・・・」
などの記述あり。
3. 「JapanKnowledge+」で『日本大百科全書』の「時」の項を検索
→「日本における時法の変遷」の中で
「『延喜式』には、時刻のあとに、「諸時撃鼓」の見出しで、太鼓や鐘の打ち方が記してある。・・・」
との記述あり。
4. その他Googleでの調査中に『暦の科学 : “時"を読む基礎知識』という資料を見つける
→DOORSで検索
→田辺キャンパスに所蔵あり。取り寄せ。
→現物を見ると、第四章「時刻を定める」の「2. 日本の時法」中、
p139に「時刻を知らせるのに次のような数の太鼓や鐘を打ち鳴らすことが行われた」との記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『暦と時の事典 : 日本の暦法と時法』(東京 : 雄山閣 , 1986.5) (大今図 B1階書庫 449||K )
- 『日本の時刻制度』増補版2版(東京 : 塙書房 , 1978.5) (大今図 B1階書庫 449.1||H425-1D )
- 『暦の科学 : “時"を読む基礎知識』(東京 : 講談社 , 1984.10) (大田図 開架式書庫 KB||||B583)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000064496