レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年08月14日
- 登録日時
- 2009/09/11 16:00
- 更新日時
- 2009/09/11 16:00
- 管理番号
- 2009-04
- 質問
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解決
富山市大山地区に「文殊寺」という寺院があると思うが、その場所と名前の由来について知りたい。
- 回答
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『富山大百科事典』・『富山県大百科事典』を当たるが「文殊寺」の項目はない。
『大山町史』、『大山の歴史』をそれぞれ確認すると、寺院の項目に「文殊寺」はなかったが、宝寿院という寺社が大山文殊寺にあることと、「文殊寺」が大山地区の地名であることがわかる。
『日本歴史地名体系』の上新川郡大山町「文殊寺村」の項目に、「立山開山の慈興の師薬勢は本宮村を拠点として、遥か北方の熊野川畔に報恩寺を開いたとする。報恩寺は本尊を文殊菩薩とし、文殊寺ともよばれ、これが地名になったという」と記載されている。
再度『大山の歴史』に戻り、「報恩寺」の項目を確認すると、「報恩寺については、文殊寺に所在したとする説が有力である。本尊の文殊菩薩により文殊寺と呼ばれるようになり、五十の坊院が建てられたと伝えられている」とある。
なお、この報恩寺は現存しておらず、はっきりとした場所はわからない。
- 回答プロセス
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①郷土総合百科事典の役割をもつ『富山大百科事典』、『富山県大百科事典』で調査をする。
②富山県大山地区ということから郷土資料『大山町史』、『大山の歴史』で調査をする。
③大山地区の地名に「文殊寺」があることから『日本歴史地名体系』で調査をする。
- 事前調査事項
- NDC
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- 北陸地方 (214 8版)
- 参考資料
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①大山町史
②大山の歴史
③日本歴史地名体系
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①大山町史
- キーワード
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- 富山市 大山町 上新川郡 文殊寺 寺院
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000057909