レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年07月29日
- 登録日時
- 2008/07/29 18:59
- 更新日時
- 2012/03/29 14:59
- 管理番号
- 20080729-4
- 質問
-
解決
『源氏物語』で「にんにく」が登場する箇所を確認したい。
- 回答
-
該当箇所が確認できた。
源氏物語 1 / [紫式部著] ; 阿部秋生[ほか]校注・訳 小学館 , 1994 (新編日本古典文学全集 20) ISBN:4096580201
帚木
p.87
「極熱の草薬(ごくねちのさうやく)」
源氏物語 1 / [紫式部著] ; 柳井滋[ほか]校注 岩波書店 , 1993 (新日本古典文学大系 19) ISBN:4002400190
帚木
p.58
埼玉県立久喜図書館様より下記の情報提供をいただきました。(2008/12/11)
「当館所蔵資料に記述が見られました。
『古典草木雑考』(岡不崩/著 東京 第一書房 1976)
p295- ニンニクについて述べられており、p303-304に
「源氏物語 箒木」の本文が引用されています。」
- 回答プロセス
-
Googleで 源氏物語 ニンニク で検索した。
下記のウィキペディアなどがヒットし、情報があった。
ニンニク 『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%82%AF (2008/07/29確認)
「源氏物語
源氏物語にもニンニクが登場する。第2帖帚木の巻で藤式部の丞が女性を訪ねたさい「極暑の薬草を用いて臭いので会えませんが、ご用は承りましょう」といわれた。そこで「ささがにのふるまひしるき夕暮れにひるますぐせと言うがあやなさ」と詠んだ。女性は「あうことの夜をし隔てぬ仲ならばひるまも何かまばゆらかまし」と返した(「ひる」が昼と蒜の掛け詞になっていて「極暑の薬草」が蒜だと判る)。 」
この情報をもとに、古典総合研究所の下記サイトで『源氏物語』の語彙検索「ささがにの」をしてみた。
http://www.genji.co.jp/kensaku.htm (2008/07/29確認)
下記がヒットした。
『新編日本文学全集』(小学館)
①-088-01 『ささがにのふるまひしるき夕暮にひるますぐせと言ふ
『新日本古典文学大系』(岩波書店)
作品名:[02 帚木] 検索文字列[ささがにの] 検索行数:[1/727]
058-13 『ささがにのふるまひしるき夕暮れにひるま過ぐせと言ふあやなさ
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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- Google http://www.google.co.jp/ (2008/07/29確認)
- 古典総合研究所 http://www.genji.co.jp/ (2008/07/29確認)
- 源氏物語事典 上巻 / 池田亀鑑編 東京堂出版 , 1960 p.188 「ごくねちのさうやく 極熱草薬」
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源氏物語大辞典 = Genji monogatari daijiten / 秋山虔, 室伏信助編著 角川学芸出版. 角川グループパブリッシング (発売) , 2011 ISBN:9784046532206
p.539
- キーワード
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- 源氏物語
- にんにく
- ニンニク
- 極熱の草薬(ごくねちのさうやく)
- 蒜
- 大蒜
- 帚木(ははきぎ)
- 紫式部
- 照会先
- 寄与者
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- 埼玉県立図書館
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000046152