『オタク学入門』岡田斗司夫 太田出版 1996 (新潮文庫 2008)
*宮崎アニメと、ディズニーアニメの比較が載っている。p.128~
『「おもしろい」アニメと「つまらない」アニメの見分け方』沼田やすひろ キネマ旬報社(キネ旬エンタメ叢書) 2012
*アニメの分析をした本。p.102から1ページほど、「宮崎駿が受け継いだ「筋立て主義」」として、「東映動画」が「東洋のディズニー」をめざして発足したこと、その中に2つの潮流があって宮崎駿はその一つを継承している、という記述がある。
『ジブリの哲学』鈴木敏夫 岩波書店 2011
*ジブリについてプロデューサーが語った本。p.22~「<町工場>ジブリ 『千と千尋』はディズニーに勝った」として、数ページにわたりディズニーとジブリの比較がされている。
『好きなのにはワケがある』岩宮恵子 筑摩書房(ちくまプリマー新書)2013
*「宮崎アニメと思春期のこころ」という副題のとおり、臨床心理士が分析した宮崎アニメについての本。
『ディズニーアニメーション大全集』新版 ディズニーファン編集部 講談社 2014
*1937年から2013年までの長編アニメーション作品解説、それ以前の短編アニメーション製作の過程、ウォルト・ディズニーの生涯など。
『スタジオジブリのひみつ』第3版 風見隼人ほか データハウス 2010 (第4版は2013年刊)
*「借りぐらしのアリエッティ」までの作品解説と、宮崎アニメの解説(例えば「たくさんのキャラクターがひとつの画面の中で同時に違う動きをする」「色が多い」「セル画が多い」などの分析あり)。
『アニメの世界』おかだえみこ ほか 新潮社(とんぼの本) 1988
*両者を比較した文章は見つけられないが、「世界のアニメ100年の達成」の章に「ディズニーの時代」という箇所が2ページ程度あり、日本での反応や簡単な分析が載っている。また「日本のアニメ70年の軌跡」の章の中で、宮崎アニメについて2ページ弱程度の分析がある。
『映画史を学ぶクリティカル・ワーズ』新装増補版 村山匡一郎編 フィルムアート社 2013
*「宮崎駿」の項に“人物造形や心理的リアリズムを重視するソ連やフランスの反ディズニー的なアニメに影響を受ける。”とある。宮崎アニメの手法について1p分記述がある。ディズニーについては人物紹介で初期のアニメについては記述があるが、最近の作品については「ピクサー」の項に少しあるくらい。
『アニメーションのつくりかた』橋本三郎 グラフィック社 2012
*比較ではないが「はじめに」の部分で、ディズニーの果たした役割や日本のアニメーションについて数ページ書かれている。
『アニメーション・イラスト入門』プレストン・ブレア マール社 2012
*この本自体は直接関係がないが、参考文献が載っており、「アニメーションを学ぶ学生は、これらを読み、手元に置いておきましょう」と書かれている。
『生命を吹き込む魔法』フランク・トーマスほか 徳間書店スタジオジブリ事業本部 2002
『宮崎駿ワールド大研究』別冊宝島編集部 編 宝島社(別冊宝島) 2013 (宝島sugoi文庫 2014)
*各論はすごく深く掘り下げているわけではないが、網羅的にはまとめられている。