探し方ガイド:川(河)を主題とした音楽を探し、調べるには?
1.探すときのキーワード(例)
川 河
当館OPACの場合
タイトル に 河 または 川 と入力し、各々フレーズ検索(2014.8.21現在)
*楽譜に限定 川 の検索は901件、しかしこの検索はノイズが多い。
河 の検索は592件[ノイズは川よりは少ない。]
*録音に限定 川 の検索は612件、この検索もノイズが多い。
河 の検索は346件[ノイズは川よりは少ない。]
*この検索は、当館資料の主力が音楽資料であることを前提としています。
ノイズの多い図書の検索は割愛しました。
上記の検索結果により、有名曲として気がついた作品は以下のとおりです。
(次の検索語としての可能性があります。)
川 千曲川 長良川艶歌 最上川船唄 真室川音頭(まむろ川音頭) 石狩川悲歌 川の流れのように
筑後川 千曲川旅情のうた 神田川 春の小川 川は流れる
ドナウ河のさざなみ アムール河の波 イムジン河 深い河(深い川) クワイ河マーチ
ダニューブ河の漣 帰らざる河 スワニー河(スワニー川)
バビロンの川のほとりに しずけき河のきしべを 河は呼んでいる エルベ河の波
なお、通常、日本語タイトルに河(川)をつけないヴォルガ、ライン、モルダウ等は、その河川の名称で
検索する必要があります。
◆当館で最も人気のある合唱作品は、丸山豊作詩、團伊玖磨作曲の混声合唱組曲『筑後川』と言って良い
でしょう。
2014年8月21日現在、楽譜、録音に限定した検索では、12件のヒットを得られます。
中でも、終曲「河口」は、独立してのCD化、楽譜化も多く、人気の高さを示しています。
2.調べるときのキーワード(例)
モルダウ
当館OPACの典拠検索で、 モルダウ を検索します。
すると、「わが祖国 モルダウ」の典拠標目が検索できます。
そのデータの参照標目の項に着目すると、「モルダウ」「ヴルタヴァ」と書かれているので
それらからも検索ができることがわかります。
次に、出典を見ると、 Found: New Grove, 2nd ed. <(Má vlast. [no.]2. Vltava = Moldau; orchestra; 1874)>
Found: クラシック作品名辞典. 改訂版 <交響詩「ヴルタヴァ(モルダウ)」>
Found: ニューグローブ <我が祖国, 連作交響詩. 2.ヴルダヴァ, 74年; 別名: モルダウ (T111)>
と書かれているので、この作品の典拠標目の出典やそこでの書かれ方がわかります。
又、"New Grove"や『クラシック作品名辞典』『ニューグローブ』にこの作品についての記述があることもわかりますが、
これらの参考図書では、通常、作品表に作曲年や編成等の基本情報のみの掲載で、作品によっては、本文に書かれること
もありますが、詳細な解説がつくことはありません。
①『最新名曲解説全集. 第4巻』p.427-428 に 「交響詩「わが祖国」 第二番「モルダウ」"Vltava"(Die Moldau)」
として、解説が掲載されています。
②『スメタナ,ドヴォルジャーク / 渡鏡子著』p.103-107に「わが祖国」に関する解説、
[逆ページ付作品表 管弦楽曲]p.4に作品名、編成、作曲年、初演年、出版社等の基本情報が掲載されている。