レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年02月01日
- 登録日時
- 2018/02/08 17:28
- 更新日時
- 2018/02/12 12:25
- 管理番号
- いわき総合-地域547
- 質問
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解決
いわき地方において、「祈禱師」あるいは「拝み屋」と呼ばれ、お祓いやまじないなどの民間信仰を行っていた女性たちに関する資料を探している。
- 回答
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「祈禱師」あるいは「拝み屋」と呼ばれた人々は「巫女」ともいい、【資料①】『東北民間信仰の研究 下』(岩崎敏夫 名著出版 1983)P237~は、東北地方の巫女についての記述があります。
これによると、過去に福島県教育委員会の調査や、「磐城巫女調査覚書」(岩崎敏夫)といった巫女に関する調査が行われていることが分かりました。各調査については、次のとおりです。
【資料②】「福島県巫女調査覚書」(岩崎敏夫)(『福島県歴史資料館研究紀要 第6号』収録)
昭和56、7年頃に行われた、文化庁からの委託調査をまとめたもの。
【資料③】『民俗資料選集20 巫女の習俗3 福島県』(文化庁文化財保護部 1992)
上記調査の成果物。昭和56年度に記録作成したものを、文化庁文化財保護部が刊行した。
【資料④】「磐城巫女調査覚書」(岩崎敏夫)(『東北学院大学論集 第2号(昭和46年12月)』)※「国立国会図書館デジタル化資料送信サービス」で閲覧可。
昭和32、3年頃のいわき地方の調査をまとめたもの。
また、【資料⑤】『本邦小祠の研究』(岩崎敏夫 岩崎博士学位論文出版後援会 1963)P686~は、昭和27、8年当時のいわき地方の調査が掲載されています。
なお、これらの調査によると、女性だけでなく男性の巫女も存在していたことがわかります。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
上記回答のとおり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『東北民間信仰の研究 下』[K/387/イ・1110066758]
- 【資料②】『福島県歴史資料館研究紀要 第6号』[K/210.0-0/フ・1110036454]
- 【資料③】『民俗資料選集 20』[K/382/ミ・1114093253]
- 【資料④】『東北学院大学論集 第2号』[国立国会図書館デジタル化資料送信サービス]
- 【資料⑤】『本邦小祠の研究』[K/387/イ・1110972666]
- キーワード
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- 民間信仰
- シャーマニズム
- オガミヤ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000230222