レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016.11.22
- 登録日時
- 2016/12/11 14:52
- 更新日時
- 2017/01/18 13:33
- 管理番号
- 和図-16-0043
- 質問
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解決
和歌山城および紀州藩江戸上屋敷の御殿の絵図が見たい(事前調査事項以外の資料)
- 回答
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①『将軍吉宗とその時代展』(和歌山市立博物館/ほか編 NHK 1995年)
p46「43 鶴姫君様御婚礼書物」に入輿当日の藩主以下の出迎えの作法や位置等を示した表向図が掲載されている。入輿のため紀州藩上屋敷(麹町邸)に御守殿が設けられたと記載がある。「書物」の所蔵先は国立公文書館だが、「表向図」の所蔵先は空欄になっている。
p46「〈参考写真〉将軍御成紀州御殿指図」には元禄十年五代将軍綱吉の紀州藩上屋敷御成に際して新築された御成御殿の平面図が掲載されている。
p47「45 明暦以前江戸紀州藩邸図」に江戸城内にあった光貞の屋敷を造営した際の平面図が記載されている。所蔵先は空欄になっている。
p48「48 青山御殿御絵図」には紀州藩中屋敷の南西隅に建っていた青山御殿が掲載されている。所蔵先は東京都江戸東京博物館。
②『南海の鎮・和歌山城』(和歌山市立博物館/編 和歌山市立博物館 2007年)
p61「Ⅳ-13 御本丸御絵図」所蔵者は空欄
p64「Ⅳ-19-①~③ 御天守各重地差図」所蔵者は長保寺
p67「Ⅳ-42 和歌山西丸図」所蔵者は和歌山城管理事務所
p79「コラム⑤ 上使登城の建築絵図について」の文中で、藩側に残された上使応接の建築絵図(中村家文書・和歌山市立博物館収蔵)について触れられている。
③『史跡和歌山城御橋廊下復元及び二之丸西部・西之丸第一期整備報告書』(和歌山市まちづくり推進室和歌山城管理事務所/編 和歌山市まちづくり推進室和歌山城管理事務所 2007年)
p29-38「第3章 第2節 絵図資料」で現在確認できる二之丸・西之丸・御橋廊下に関する図面をまとめ、概要を紹介している。掲載されているのは「西丸門御廊下絵図」(個人蔵中村家文書)、「和歌山城絵図」(中村家文書)、「和歌山御城内惣御絵図」(和歌山県立図書館蔵)、「和歌山西丸図」(不詳)、「和歌山二ノ丸大奥当時御有姿之図」(不詳)、「御橋廊下御差図」(中村家文書)で、p45-56に図版が掲載されている。
p258「4-2-図8 紀州藩江戸上屋敷絵図」が掲載されている。
p431-444に「中村家文書絵図資料」の図版が掲載されている。
④『和歌山市立博物館研究紀要 №5(平2.11)』(和歌山市教育委員会)p19-48「報告 和歌山城復元模型製作について」三尾功・高橋克伸・額田雅裕
p28-29「城内の建造物に関係する絵図資料」では③に掲載されている資料のほか「安政三辰年改 御本丸御絵図 但六歩計」「文政9年戌2月改 砂の丸南の丸御絵図 御作事方 但弐歩計」「二ノ丸御書院御絵図 四歩計」「御城御座之間ヨリ御台所御絵図」「二ノ丸御橋廊下桁行弐拾歩一建地割〔ほか3点〕」が記載されている。ただし、図版は掲載されていない。
⑤『南紀徳川史 第17冊』(堀内 信/編 清文堂出版 1990年)
巻之百六十八、百六十九が城郭邸園誌第一、二になっている。
⑥『東京都千代田区紀尾井町遺跡調査報告書 本文編』(千代田区紀尾井町遺跡調査会/編集 千代田区紀尾井町遺跡調査会 1988年)
p688-689「第4章 紀尾井町遺跡における大名屋敷の様相とその変遷 第1節 紀州藩麹町邸の平面構成と紀尾井町遺跡」に国立公文書館内閣文庫所蔵「鶴姫君様御殿表向図」より作成した「鶴姫守殿表向図」と東北大学付属図書館所蔵狩野文庫「紀州御成御殿指図」より作成した「御成御殿図」が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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和歌山県立図書館所蔵『御城内惣御繪圖』
和歌山県立博物館所蔵「御本殿表奥大奥御廣敷四分計御絵図」「赤坂離宮邸内営繕関係図面」
和歌山城管理事務所蔵「和歌山二ノ丸大奥当時御有姿之図(複製)」
個人蔵「明暦以前江戸紀州藩邸図」(『紀州徳川家と葵三代』p27)
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査 所蔵調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000201573