レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年06月13日
- 登録日時
- 2013/07/17 16:31
- 更新日時
- 2019/11/27 14:37
- 管理番号
- 京資-251
- 質問
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解決
昭和初期に完成した伏見区のごみ焼却場の資料と写真を探している。
- 回答
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伏見区にある横大路ごみ焼却場については、『洛中塵捨場今昔』の年表、『清掃事業概要 昭和34年度』のp18~20に記載されている。
また、焼却場の写真については、『清掃事業概要 昭和34年度』の表紙に掲載されている。
- 回答プロセス
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1.伏見区の地誌・歴史に関する資料(K17/216.2、K17/291.62)を調べたが、ごみ焼却場については記載されていなかった。
2.ごみ関係の資料(NDC:518.52)を調べたところ、『洛中塵捨場今昔』の年表に、昭和7年3月に伏見ごみ焼却場完成、昭和11年7月に横大路ごみ焼却場完成と記載されていた。
3.質問者に確認したところ、調査したいのは横大路の焼却場とのことだった。
4.清掃関係の資料(NDC:518.54)を調べたところ、『清掃事業概要 昭和34年度』の表紙に焼却場の写真が掲載されていたが、焼却場の名称は書かれておらず、煙突の数は4本だった。同資料の年譜を調べたところ、横大路塵芥焼却場は昭和11年に竣工した後、31年に第4炉を新築着工、33年に竣工している。質問者によると、第4炉完成により煙突が3本から4本に増えたのではないかとのことだった。
- 事前調査事項
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質問者によると、ごみ焼却場には3本の煙突があったとのこと。
- NDC
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- 衛生工学.都市工学 (518 9版)
- 参考資料
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- 『洛中塵捨場今昔』 山崎達雄著 臨川書店 1999年 202p (当館請求記号:K1||518.52||Y48||)
- 『清掃事業概要 昭和34-37,40年度』 京都市清掃局編刊 1959-1965年 1冊(5冊合綴) (当館請求記号:MK1||518.54||KY6||)
- 『乙訓文化遺産』20号 乙訓の文化遺産を守る会編刊 2016年 (当館請求記号:||オトク||)
- キーワード
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- 横大路ごみ焼却場
- 横大路塵芥焼却場
- 伏見ごみ焼却場
- 伏見塵芥焼却場
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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(2018年5月18日追記)
『乙訓文化遺産』20号(2016年1月)pp.12-17に「昭和初期の伏見のごみ処理について」が掲載されていることを、この論文の著者である山崎達雄氏よりご教示いただきました。この論文では、主に伏見ごみ焼却場について述べられています。
伏見市は昭和6年に京都市と合併しますが、伏見のごみ処理施設は合併前に旧伏見市が計画しており、その後京都市に引き継がれたものです。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000133799