レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/07/22
- 登録日時
- 2016/03/14 00:30
- 更新日時
- 2016/03/17 00:30
- 管理番号
- 町田-129
- 質問
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解決
シャボン玉の歴史について、最初に作られたのはいつか、日本に入ってきたのはいつか等が、知りたい。
- 回答
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いつごろが最初か書かれた資料は見つからず。
『シャボン玉の図像学』(森 洋子/著 未来社)『子供の図像学』(エリカ・ラングミュア/著 東洋書林)に16世紀~ヨーロッパのシャボン玉について記述あり。
日本での大まかな歴史、江戸時代の記述は『日本大百科全書』(小学館)『日本こどものあそび大図鑑』(笹間良彦/著画 遊子館)『日本遊戲史』(酒井 欣/著 第一書房)『江戸時代子ども遊び大事典』(中城正堯/編著 東京堂出版)『江戸の子供遊び事典』(中田幸平/著 八坂書房)にあり。
- 回答プロセス
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●百科事典
『日本大百科全書 11巻』p.389シャボン玉
17世紀はじめに渡来した。石鹸以外にもムクロジの実やいもがら、タバコの茎などを焼いた粉を使った。水圏戯(すいけんぎ)ともいう。江戸時代のシャボン玉売りの図版あり。
●シャボン玉について
『シャボン玉の図像学』
シャボン玉遊びの場面を描いた絵画の図版が多数あり、石鹸の歴史も解説あり。16世紀ヨーロッパで既にシャボン玉遊びが広まっていたことが知られる、とあり。
●子どもの遊びについて
『子供の図像学』p.335~359終章・シャボン玉
絵画に登場するシャボン玉について、図版とともに解説。16世紀~ヨーロッパのシャボン玉遊びの記述あり。
『日本こどものあそび大図鑑』p.102~104
石鹸が用いられる以前、江戸期のシャボン玉についての記述あり。文献、図版あり。
『日本遊戲史』p.782~879シャボン玉
石鹸が一般的でない時代には、無患子または芋殻、煙草の茎などの粉末で代用。石鹸が一般的になると、石鹸の溶き水に無患子の焼粉を混ぜたものを使った。水圏戯は日本独自の遊戯ではなく、唐朝時代には似た遊戯があったようだ。江戸時代にはさまざまな書物にも記述が見受けられる。
『江戸時代子ども遊び大事典』p.100シャボン玉
江戸期にポルトガルから渡来。『嬉遊笑覧』によると、むくろじや芋がらの粉を使った。引用文献、江戸~明治の図版あり。
『江戸の子供遊び事典』p.347~351玉や吹き(シャボン玉)
「流行はじめたのは、江戸時初期の寛文、延宝(1661~80)の頃からというのが定説」。本格的にシャボン玉を売る商人が文献に現れるのは天保3年(1832)とある。シャボンを含め、江戸~現代までのシャボン玉の記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3 8版)
- 参考資料
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- シャボン玉の図像学森 洋子/著未来社
- 日本こどものあそび大図鑑笹間良彦/著画遊子館
- 「子供」の図像学エリカ・ラングミュア/著東洋書林
- 日本大百科全書11小学館
- 江戸時代子ども遊び大事典中城正堯/編著東京堂出版
- 日本遊戲史酒井 欣/著第一書房
- 江戸の子供遊び事典中田幸平/著八坂書房
- キーワード
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- しゃぼんだま(シャボンダマ)
- シャボン玉(シャボンダマ)
- しゃぼん玉(シャボンダマ)
- 水圏戯(スイケンキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000189242