レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/11/08
- 登録日時
- 2016/12/18 00:30
- 更新日時
- 2017/01/17 16:59
- 管理番号
- 6000030321
- 質問
-
未解決
「歌詠みは源氏物語を読むべし」という有名な言葉は誰の発言か
- 回答
-
『和歌大辞典』の「源氏物語」の項に
「藤原俊成の六百番歌合の評言「源氏見ざる歌詠みは遺恨の事なり」との記述あり。
少し言い回しは違うが、このことだと判断、探してみる。
『新日本古典文学大系 38 (六百番歌合)』の2ページに
「「源氏見ざる歌よみは遺恨事也」という余りにも有名な言葉は、この歌合で「枯野」の題を詠じた「見し秋を何に残さん草の原ひとつにかはる野辺のけしきに」という良経の歌に関して述べられたものである。」
とある。そこで、該当の歌を見るが、こちらには、詳細はなし。
俊成についての本を探す。
『臨終の雪 -究極の美を求めた藤原俊成の生涯』
「六百番歌合の意義と源氏物語の重要性」のところに詳細あり。
*後日下記の情報を頂いた。
国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター
下記の公開論文もご参考になるのではと思います。
藤原良経と「草の原」
谷 知子
フェリス女学院大学文学部紀要 36, 1-11, 2001-03
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000473580
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 和歌大辞典犬養 廉/[ほか]編集明治書院
- 『新日本古典文学大系 38』 佐竹 昭広/[ほか]編集委員 岩波書店
- 『臨終の雪』 東野 利夫/著 文芸社
- キーワード
-
- 源氏物語(ゲンジモノガタリ)
- 藤原良経(フジワラヨシツネ)
- 藤原俊成(フジワラシュンゼイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000203497