レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年09月01日
- 登録日時
- 2011/07/18 17:20
- 更新日時
- 2011/12/04 18:07
- 管理番号
- 市川20100901-03
- 質問
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解決
素粒子論でいわれる「クォーク」の原綴りが知りたい。また、「クォーク」の名前の由 来が文学作品だと聞いたが本当か?
- 回答
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『物理学辞典』(物理学辞典編集委員会/編 培風館 2005)及び『物理学大百科』(ロベール M ビサンソン/編 池田光男/〔ほか〕監訳 朝倉書店 1989)の「クォーク」の項を参照し、原綴り“quark”と確認。
また、同項の記述により、「クォーク」という名前は、クォーク理論の提唱者、マレー・ゲルマンが、ジェイムス・ジョイスの小説「フィネガンズ・ウェイク」(Finnegans Wake)に出てくる海鳥の鳴き声を意味する“Three quarks for Muster Mark!”という文章から命名した、との事。ちなみに「フィネガンズ・ウェイク」はジェイムス・ジョイス最後の小説で、通称「ジョイス語」と呼ばれる独自の言語表現が随所にちりばめられ、その難解さにより発表当時から評価を巡って喧しい議論を呼んだ作品である。(作品については、『ジェイムス・ジョイス事典』(A・N・ファーグノリ/著 ジェイムス・ジョイス研究会/訳 松柏社 1997)の「フィネガンズ・ウェイク」の項に詳しい解説がある。)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 物理学 (420 8版)
- 参考資料
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- 『物理学辞典』(物理学辞典編集委員会/編 培風館 2005)
- 『物理学大百科』(ロベール M ビサンソン/編 池田光男/〔ほか〕監訳 朝倉書店 1989)
- キーワード
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- クォーク
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000088641