レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/03/23
- 登録日時
- 2017/04/27 00:30
- 更新日時
- 2017/05/15 14:43
- 管理番号
- 6000032783
- 質問
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解決
スーパーで毎日のように卵をたくさんもったアカガレイを見るが、一番おいしい時期はいつかなど、この魚について知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
いずれの本にも食べ方の例として「煮付け」「煮魚」が挙げてあった。
『魚 1』(真珠書院)
『魚 2』(真珠書院)
『魚の事典』(東京堂出版)
『原色魚類大図鑑』(北隆館)
- 回答プロセス
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『魚 1』(真珠書院)
P114にアカガレイ(赤鰈)の解説。
「カレイ科の海水魚。宮城より北の太平洋と、島根より北の日本海、それにオホーツク海に分布する。体高は低く、やや細長い体をしている。口が大きく、下アゴが少し突き出している。体色は有眼側は褐色で斑紋はない。無眼側は赤く、そこからこの名前がついた。全長45cmに達する。水深50~900mぐらいの砂泥底にすむ。産卵期は11~6月。煮つけや塩焼き、新鮮なものはさしみにもする。福井や兵庫ではマガレイと呼ぶ。」
P227、カレイの解説の項には、「カレイの煮つけは短時間でさっと煮るのがコツ」とのあり。
P14では「魚のシュン」について解説。
『魚 2』(真珠書院)
P447にマガレイ(真鰈)の解説。
「身は厚く、味がよい。秋から冬にかけてさしみ・あらい・煮つけなどにむく。」
『魚の事典』(東京堂出版)
P9-10にアカガレイの解説。
「塩干しがよいが、刺身にもする。子持ちは煮付けて美味。」
『原色魚類大図鑑』(北隆館)
P918にアカガレイの解説。カレイ目カレイ科アカガレイ属とあり。
- 事前調査事項
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ある本に「においにくせがあり煮付けに不適」とあったが、自分は煮付けにして食べている、とのこと。
- NDC
- 参考資料
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- 『魚1』河野 友美/編(真珠書院) (P114)
- 『魚の事典』能勢 幸雄/[ほか]編集(東京堂出版) (P9-10)
- 『原色魚類大図鑑』(北隆館) (P918)
- 『海の魚大図鑑』石川 皓章/著(日東書院本社) (P326-328)
- 『魚2』河野 友美/編(真珠書院) (P447)
- キーワード
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- 魚(サカナ)
- 海水魚(カイスイギョ)
- カレイ(カレイ)
- アカガレイ(アカガレイ)
- マガレイ(マガレイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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『海の魚大図鑑』(日東書院本社)
P326にマコガレイの地域名(富山)としてアカガレイが挙げてあり、「釣りでは冬の子持ちのころを旬とする向きもあるが、食の世界では初夏が旬。」との解説。
P328にマガレイの地域名(岩手)としてアカガレイとの記述あり。
しかし、マコガレイ、マガレイはともにアカレイ目カレイ科ツノガレイ属とあり、無眼側も赤くない(白い)ので、一般的にアカガレイと呼ばれる魚とはまったく別種と考えられる。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000215397