レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/10/11
- 登録日時
- 2011/02/24 02:09
- 更新日時
- 2011/07/07 17:47
- 管理番号
- 愛知県図-02875
- 質問
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解決
クノッソス宮殿にある赤い牛の壁画が載った資料が見たい。
- 回答
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【資料1】のクノッソス宮殿の項目の図版①(p508)、【資料3】のp.24および【資料5】のp.151に壁画の赤い牛の頭部のカラー図版が掲載されています。
なお、壁画をメインに捕らえた図版ではないものの、【資料6】~【資料7】等に、壁画があったクノッソス宮殿遺跡の北入口についての図版があり、壁画の全体的な雰囲気をうかがうことができます。
- 回答プロセス
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【資料1】のクノッソス宮殿の項目(p.507)には、「壁画や彩色浮彫りで飾られており、(中略)当時の宗教儀礼を兼ねた「牛遊び」、北入口のテラスに描かれた「突進する雄牛」など、とくに名高い」とあり、牛をモチーフにした複数の壁画があることがわかる。p508の図版①「北入口の中廊」のキャプションに「突進する雄牛の壁画で飾られ・・・」とありカラー図版で赤い牛が確認できる。
【資料2】の世界(ギリシャ・ローマの文明)の壁画・絵画の項目(p.267)に、「牡牛の頭部」という作品がある。
これによると、【資料3】のp.24に図版(カラー)が掲載されており、壁画は「クノッソス宮殿の北入口を見下す監視所(テラス)の壁に大きな浮彫壁画が描かれていた。」 この周辺から牛の頭部の壁画の断片が発見されたとのこと。
なお、Wikipediaの「クノッソス」の項には「クノッソス宮殿から出土した物は、大部分がイラクリオン市内にある考古学博物館に保存されていて、実際に発掘された場所には、複製品がある。」とあり、イラクリオンのリンクをたどると、ヘラクリオンとも呼ばれることがわかる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%BD%E3%82%B9
(最終確認:平成23年5月11日)
【資料4】にも古代Ⅰ(p.631)に「牡ウシの頭部」のカラー図版が【資料5】にも掲載されていることがわかる。
また、、「ギリシア・エーゲ海・クレタ島・遺跡・美術」等のキーワード・分野で検索または書架をあたってみたところ、【資料6】~【資料8】など参考になる資料があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 洋画 (723 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『日本大百科全書 7 きよえ‐くん』小学館, 1986.1 (1101410204)
- 【資料2】『美術作品レファレンス事典 先史・古代美術』日外アソシエーツ, 2007.6 (1109240559)
- 【資料3】『世界美術大系 第4巻 エーゲ美術』講談社, 1962.12 (1102902840)
- 【資料4】『西洋美術作品レファレンス事典 版画・彫刻・工芸・建造物篇』日外アソシエーツ, 2006.5 (1108919503)
- 【資料5】『原色世界の美術 第11巻 ギリシア』小学館, 1969.7 (1102902385)
- 【資料6】『カラー版 ギリシャを巡る』(中公新書1748)中央公論新社,2004.5 (1109670200)
- 【資料7】『世界美術大全集 第3巻 エーゲ海とギリシア・アルカイック』小学館, 1997.4 (1107234982)
- 【資料8】『エーゲ海 美の旅』小学館,1996.4 (1106968699)
- キーワード
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- クノッソス宮殿
- 壁画
- 牛
- イラクリオン(ヘラクリオン)考古学博物館
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000080674