レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年05月02日
- 登録日時
- 2018/08/27 15:46
- 更新日時
- 2019/03/29 16:37
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2462
- 質問
-
解決
『岐阜県史』は昭和と平成の2回、編纂事業が行われているが、時代や内容などで分けて編纂されたのか。平成期の編纂の目的は何か。
- 回答
-
蔵書検索により『岐阜県史』の発行年を確認すると、1965年から1973年にかけて発行されたもの(岐阜県刊)、その復刻版(大衆書房刊)、1998年から2003年にかけて発行されたもの(岐阜県刊)がある。
以下の資料に、編纂計画に関する記述がある。
1.『岐阜県史 史料編 近代1』(岐阜県 1998.3)
…「序」と「あとがき」で平成8年以降の編纂事業についてふれており、飛騨美濃合併百二十周年記念事業等の一環であることや、基本方針、巻の構成、編集期間について記述がある。
2.「歴史資料館だより」第39号(岐阜県歴史資料館、1997.3)
…p.2に「「岐阜県史編集」の動き」と題する記事があり、「『飛騨・美濃合併一二〇周年』を記念し、平成八年度に県の事業が各種相次ぐ中で、『岐阜県史』の編集が再び開始されることになった」「『岐阜県史』は昭和期に全二二巻が刊行されたが、今回はそのとき未完に終わった近現代の史料編を中心に、普及版の別編や補遺編などの編集・刊行を予定している」とある。
3.「岐阜県史だより」(岐阜県総務部総務県民課県史編纂室 1997-2001)
…第1号には、表紙に「平成の岐阜県史編纂事業」とあり、知事の寄稿「県史編集の再開にあたって」に、かつて置県百年記念事業として二十二巻が刊行されていることや、今回の編集目的が書かれている。また、「岐阜県史の構成と刊行計画」として、区分、巻名、時代・内容、巻数、刊行年度を一覧にした表が掲載されている。この表は第4号以降にも掲載され、第6号で構成の変更がある。
4.中日新聞 1998年8月9日 岐阜県版p.20「岐阜県史の続編『史料編近代1』を刊行」
…平成の編纂事業の最初に発行された巻について報じる記事。「昭和三十三年から十一年かけて編集された岐阜県史の続編」で、「その後に史料が発見されたり、最後の刊行から四半世紀が経過していることなどから、続編が必要となった」との記述がある。
5.岐阜新聞 2001年8月16日(木)p.19「県史史料編3巻を刊行」
…史料編の近代二、近代五、現代二の発行を報じる記事。「県史は置県百年記念事業として一九六三(昭和三十八)年度から十一年をかけ全二十二巻が発刊された。発刊から二十年以上経過したことから、飛騨美濃合併百二十周年記念事業として九六年度から七年計画で続編(史料編・通史編全十一巻)と別編(親しみやすい県史一巻)の編集事業を進めている」とあるほか、この時に刊行された3巻の概要を記載している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中部地方 (215)
- 参考資料
- キーワード
-
- 岐阜県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000241306