レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年11月07日
- 登録日時
- 2013/08/15 18:25
- 更新日時
- 2015/02/02 15:57
- 管理番号
- 鎌中ー201341
- 質問
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解決
英勝寺がまつっている水戸光圀の祖母の名前はなにか?また、延宝二年に光圀が英勝寺を訪れているが、その目的は?
- 回答
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英勝寺は現在の鎌倉で唯一の尼寺。尼僧のための念仏道場として、寛永13(1636)年に建てられる。
開基 英勝院長誉清光尼 開山 玉峰清因尼
◆英勝寺に葬られた水戸光圀の祖母?は、開基の清光尼で、俗名を「於梶(おかじ)」、後に「於勝(おかつ)」と改めている。太田安資(やすすけ)の娘で、徳川家康の側室。 光圀の父、徳川頼房の養母となっているので、義理の祖母。
◆延宝二年の光圀の訪問の目的は、鎌倉の史蹟歴覧のため。
- 回答プロセス
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①まず、『鎌倉事典』と、『鎌倉史跡事典』で英勝寺について確認。
②英勝寺についてもっと詳しく書かれた本ということで、『東光山 英勝寺』を確認。
光圀が延宝二年に英勝寺を訪れたことは、『鎌倉日記』に記載があるとわかる。(p151)
③『鎌倉日記』を確認する。
『鎌倉市史 近世近代地誌紀行編』に所収。
「上総ノ湊ノ旅寓ヲ出、鎌倉ヲ歴覧セントテ金沢ノ浦ヘ渡ル…」
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (031 8版)
- 各宗 (188 8版)
- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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- 『鎌倉事典』 白井永二 東京堂出版 昭和55年 【K1 031】
- 『鎌倉史跡事典』 奥富敬之 新人物往来社 1997 【K1 291.3】
- 『東光山 英勝寺 水戸家ゆかりの尼寺』 小丸俊雄 英勝寺 昭和39年 【K1 188.6】
- 『鎌倉市史 近世近代地誌紀行編』 吉川弘文館 昭和63年 【K1 210.1】
- キーワード
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- 英勝寺
- お梶
- お勝
- 尼寺
- 鎌倉日記
- 水戸光圀
- 徳川光圀
- 徳川頼房
- 太田道灌
- 英勝院尼
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135415