レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/06/29
- 登録日時
- 2004/12/28 02:21
- 更新日時
- 2007/03/10 10:31
- 管理番号
- 都立図事-2004003268
- 質問
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佐賀出身で遣米・遣欧使節の一員であった川崎道民についての資料がほしい。特に道民と千住との関係を示す資料がないか。
- 回答
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人名事典等で川崎道民について記載があったのは資料1~3だが、いずれも千住との関係を示す記述はなし。
人名事典以外では、佐賀県関係の資料、遣米使節関係の資料に、使節に同行した医師としての名前があるのみで、詳しい記事はなし。その中で比較的詳しい資料は以下の2点。
・「万延元年遣米使節、随行医師・川崎道民の海外帰国報告-道民自筆本『航米実記』の紹介をめぐって」 大塚英明著(『MUSEUM 東京国立博物館研究誌』 No.546 p.57-69)
タイトルのとおり『航米実記』の紹介であるが、詳細な註がある。
・資料4にはp.13に「川崎道民が大槻磐渓の家塾芝蘭堂で学んだ事は先に述べたが、その江戸滞在が仙台藩士玉虫左太夫と勝安房らとの友人関係を築くきっかけとなったと思われる」、
p.31に「文久元年の秋、川崎道民は江戸にいたが、そのまま留まり医学の学習を続けたのであろうか」という記述があるが、正確な地域、根拠については触れていない。そのほか、フィラデルフィヤで写真術の指導を受けたらしいこと等の記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 幕末維新人名事典 / 宮崎十三八∥編 / 新人物往来社 , 1994.2 R/2813/3105/94
- 【資料2】 海を越えた日本人名事典 / 富田仁∥編集 / 日外アソシエ-ツ , 1985 R/2813/210/85
- 【資料3】 国書人名辞典 第1巻 あ-か / 市古貞次∥[ほか]編 / 岩波書店 , 1993.11 R/2813/3098/1
- 【資料4】 幕末佐賀藩の対外関係の研究 : 海外経験による情報導入を中心に / アンドリュ-・コビング∥著 / 鍋島報効会 , 1994.3 /2199/3250/94
- キーワード
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- 東京都
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000013573