レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年2月14日
- 登録日時
- 2013/03/13 10:43
- 更新日時
- 2013/05/22 16:41
- 管理番号
- 中央-1-00487
- 質問
-
解決
近世(江戸時代)における秩父(または武蔵国、関東)の飢饉、水害(台風)、早魃、疫病などに対して、農民はどのように対応していたか。研究書や論文が見たい。
- 回答
-
図書では、次の資料があった。
・『新編埼玉県史 通史編4 近世』 埼玉県/編集 埼玉県 1989
p477~708 第三章 農村の疲弊と社会の動揺
p576~629 第三節 災害の続発と村々
利根川・荒川その他多くの河川をひかえた北武蔵での水災について、宝永元年、寛保二年の水害、宝暦~天明期の水害、治水、水不足など
・『埼玉県史 第5巻 江戸時代前期』 埼玉県史編纂委員会/編 埼玉県 1936
p426~431 第七章 災害・救恤
p428~429 風雨水害
慶長12年4月の浦和、享保8年の岩槻の水害について。農民の対応は特に記載なし。
p430~431 第二節 飢饉救恤
萬治元年、秩父郡を始め武蔵北部の凶作、天和元年12月、元禄12年、享保17年の飢饉に対する救恤について
・『埼玉県史 第6巻 江戸時代後期』 埼玉県史編纂委員会/編 埼玉県 1937
p323~343 第七章 災害・救恤
p323~334 第一節 災害
p334~343 第二節 飢饉及び救恤
浅間噴火、地震、降灰、風雨水害、早害、凶作と救恤
・『秩父地方史研究必携 2 近世』 埼玉新聞社/編 埼玉新聞社 1979.9
p230~248 第十三章 百姓一揆
天明年間小鹿野打こわし、明和元年伝馬騒動、慶応二年小鹿野打こわしなど
・『秩父市誌』 秩父市誌編纂委員会/編 埼玉県秩父市 1962
p286~297 第六章 江戸時代における秩父市の発展
第一編 歴史 (三)災害・凶作・貯穀
大宮郷の災害と凶作、秩父領における貯穀のための社倉の設立など
・『飢饉 飢えと食の日本史 (集英社新書)』 菊池 勇夫/著 集英社 2000.7
p137~182 第四章 飢饉回避の社会システム
関東に限った内容ではないが、稗を植えたり、わらを食べたりなど、飢饉回避のために行っていたことが書かれている。
雑誌論文では以下の論文が見つかったが、タイトルで判断したのみで、内容は未確認。この論文が収録されている雑誌は埼玉県内では所蔵がなく、国会図書館で閲覧するか、郵送複写を依頼することができる。
・上杉 允彦 「江戸時代の飢饉と農民の対応」 『高千穂論叢』 51(2) 1976,p149~164
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 関東地方 (213)
- 農業経済・行政・経営 (611)
- 参考資料
- キーワード
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- 秩父
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000128809