レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年01月11日
- 登録日時
- 2013/01/11 11:23
- 更新日時
- 2018/03/08 15:23
- 管理番号
- 14554
- 質問
-
解決
「孔子さまへの進言―中国歴史人物月旦」という本のp.179に出てくる「歴尽劫難兄弟在 相逢一笑・・・」という魯迅の漢詩(1933.6の作品)の読み下しが入った本は?
- 回答
-
・魯迅選集 第12巻 評論 8 詩他 魯迅/著 岩波書店 1964.7 928
※p.227-229「題三義塔」に次の掲載あり。
「度尽劫波兄弟在 相逢一笑泯恩讐」
「劫波(ごうは)を度(わた)り尽して兄弟在り 相逢うて一笑 恩讐(おんしゅう)を泯(ほろぼ)す」
- 回答プロセス
-
近畿大学付属図書館様より次のコメントをいただく。
*
「下記文献に次のような詩がありました。
集外集・集外集拾遺 / 相浦杲[ほか]訳 東京 : 学習研究社 , 1985 (魯迅全集 / 相浦杲[ほか]編 ; 9) ISBN:4051014916
p.204
題三義塔 三義塔に題す
奔霆飛?殲人子
敗井頽垣剩餓鳩
偶値大心離火宅
終遺高塔念瀛洲
精禽夢覺仍啣石
闘士誠堅共抗流
度盡劫波兄弟在
相逢一笑泯恩仇
六月二十一日
(前略)
劫波(ごうは)を度(わた)り尽くして 兄弟在り
相逢(あ)いて一笑すれば 恩仇泯(ほろ)ばん
(前略)
大災厄の波を渡りおえたさきに、両国の兄弟がいる。
めぐりあって一笑すれば、そのとき、古い仇恨(きゅうこん)は消滅するのであろう。
日記. 2 / 飯倉照平[ほか]訳 東京 : 学習研究社 , 1985 (魯迅全集 / 相浦杲[ほか]編 ; 18) ISBN:4051015009
p.501
日記 1933年6月21日
西村真琴博士のために横巻を書す。
(前略)
劫波(ごうは)を度(わた)り尽くして兄弟在り
相逢いて一笑すれば恩讐(おんしゅう)泯(ほろ)ばん」
- 事前調査事項
-
魯迅の詩。1933.6の作品、とのこと。
- NDC
-
- 作品集 (928)
- 書.書道 (728)
- アジア (282)
- 参考資料
- キーワード
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- 漢詩
- 漢文
- 読み下し
- 訓読
- 点訳
- 音訳
- 書道-中国
- 書道-法帖
- 伝記ー中国
- 書道-書跡
- 魯迅
- 照会先
- 寄与者
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- 近畿大学中央図書館
- 備考
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(参考)
・魯迅選集 第12巻 評論 8 詩他 魯迅/著 岩波書店 1964.7 928
※詩
白話詩 六首 / 208~
旧詩 四十二首 / 211~
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000126683