レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2000/12/31
- 登録日時
- 2005/12/13 02:11
- 更新日時
- 2010/11/25 02:00
- 管理番号
- 新県図-00021
- 質問
-
解決
『こどもたちにどのような本をすすめるべきか』(ソウル教師協議会編 1989)の所蔵館と現在の韓国の絵本や子どもの本の出版事情について教えてください。
- 回答
-
『こどもたちにどのような本をすすめるべきか』(ソウル教師協議会編 1989)の所蔵館は、国立国会図書館総合目録等の検索からは確認できませんでした。
『韓国・朝鮮児童文学評論集』(仲村修編訳 明石書店 1997 請求記号:J909-N37)のp619~641「資料1 戦後日本における韓国・朝鮮児童文学文献目録」、p642~650「資料2 戦後日本で翻訳された韓国・朝鮮児童文学作品年表」及びp662~667「参考図書」にも該当の資料は見当たりませんが、資料1及び参考図書は日本語で書かれた、あるいは日本で出版されたもの以外の資料も挙げられており、タイトルの翻訳のしかたで発見できなかった可能性は残ります。原書については『東京都立中央図書館朝鮮語図書目録 1996・補遺版』(1997・1998 029-To46)からは確認できませんでした。
当館所蔵の関連資料では、他に『朝鮮を理解する児童文学100冊プラス1の本』(韓丘庸編著 鹿砦社 1988 028-H27)、『朝鮮のある児童文学風景』(韓丘庸著 あまのはしだて出版 1999 909-Ka43)がありますが、いずれも在日韓国・朝鮮人あるいは日本で出版された韓国・朝鮮(人)をテ-マとした作品が中心です。また、『コリアン・ドリ-ム-韓国電子メディア探訪(別冊本とコンピュータ 3)』(本とコンピュ-タ編集室 2000 023-H85)には、最新の韓国出版事情について、主として電子メディアとの関係から述べられています。
雑誌記事では国立国会図書館の雑誌記事索引(CD-ROM)より以下の結果を得ました。
1.『日本児童文学』(日本児童文学者協会編)
36.6(1990.6) 「韓国児童文学の歴史と現状・課題(講演要旨)」李在徹 p110~118
39.12(1993.12) 「韓国 韓国児童文学に見る日本(アジア児童文学の現在<特集>)」仲村修 p24~27
39.12(1993.12) 「韓国 評論80年代の韓国児童文学概観(アジア児童文学の現在<特集>)」崔志勲[著] 仲村修[訳] p24~27
45.3(1999.6) 「韓国・韓国児童文学の現状-伝統文化への誇りと絵本出版(特集2 東アジアの新しい風)」大竹聖美 p34~38
2.『すばる』(集英社)
18.4(1996.4) 「韓国出版事情(特集 ふたつの言葉とひとつの時代-日韓文学シンポジウム)」戸田郁子 p149~152
3.『学校図書館』(全国学校図書館協議会)
471(1990.1) 「韓国の小中学校図書館(アジアの学校図書館<特集>)」金容哲[著] 藤沢愛子[訳] p21~24
4.『図書館雑誌』(日本図書館協会)
91.5(1997.5) 「アジアの子どもと図書館-韓国の図書館における児童サービスと子どもの本(前編)」韓允玉;林昌夫[訳] p351~354
91.6(1997.6) 「アジアの子どもと図書館-韓国の図書館における児童サービスと子どもの本(後編)」韓允玉;林昌夫[訳] p462~464
5.『現代の図書館』(日本図書館協会)
34.4(1996.12) 「韓国の図書館と読書教育(特集:アジアの図書館事情)」宋永淑 p175~180
1~5は、いずれも所蔵しています。また、『出版ニュース』(出版ニュース社)の1838(1999.8.31) 以降の号に、「海外出版レポート」として断続的に連載記事がありますが、タイトルから推測し、児童文学や絵本の関連ではなく政治的・経済的視点からの記事のようです。
なお、大阪国際児童文学館は海外の児童文学の専門機関として、レファレンスサービスも実施しています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 文学 (900 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 韓国の絵本
- 児童書の出版事情(韓国)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 県内図書館
- 登録番号
- 1000025722