レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年08月31日
- 登録日時
- 2017/03/30 16:41
- 更新日時
- 2017/07/07 16:36
- 管理番号
- tr493
- 質問
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解決
栃木県の産業の発展について、経営学の視点から論じている資料を探している。
- 回答
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本県の産業の発展について、経営学の視点から論じている資料を確認できませんでした。
栃木県の産業を取り巻く社会環境について、いくつか関係資料を確認しましたので、参考までご紹介します。
・『地場産業振興ビジョン 地場産業活性化へのプラスワン』(栃木県産地中小企業等振興協議会/編、発行 1988)
「Ⅰ地場産業を取り巻く地域環境」の章があります。(p.4‐11)
「2地場産業を取り巻く社会環境 (1)歴史」の項があり、奈良時代から戦後までの産業発展の歩みが記載されています。
精密機械関係の記述を一部ご紹介すると、「戦時中には、宇都宮市、足利市、小山市、大平町等に中島飛行機製作所、日本製鋼、古河鉱業、日立製作所等の軍需工場が疎開し、これらを中心に戦後にかけて金属プレスやプラスチック製品等の下請中小・中堅企業が育成された。」とあります。
なお、戦前の記述は、織物工業と足尾銅山関係の産業が中心です。
・『宇都宮テクノポリス開発構想』(宇都宮テクノポリス建設推進協議会/編、発行 1983)
「Ⅳテクノポリス開発構想(産業振興関係) 1.産業・研究開発コンプレックスの具体的目標像 (1)圏域」の項に、「圏域の工業においては、戦前からの精密機械加工技術の集積に加えて、高度成長期に電機・自動車等の大規模生産組立工場が数多く立地した。」とあります。(p.12)
・『開けゆく郷土 栃木県工業地域の動向』(栃木県地理談話会/編、発行 1968)
栃木県地理談話会の参加者による共同研究(テーマ:工業の地域的把握)の成果物です。
「1 新しいあゆみ・工業化―栃木県工業の姿―」の章に、資料発行当時の栃木県の状況に関する記述があります。
2章以降は、県内の各市町別に、工業に関する情報がまとめられています。
・『日本地誌 第5巻 関東地方総論・茨城県・栃木県』(日本地誌研究所/編 二宮書店 1981)
「栃木県総説」に、「産業の歴史的基盤」「地域開発」等の項があります。
「栃木県内地域誌」に、県内各地の工業に関する項が多数あります。
・『宇都宮市史 第8巻 近・現代編2』(宇都宮市史編さん委員会/編 宇都宮市 1981)
「第一章 近代工業の発展と工業都市化 第三節 工業団地の造営と工業都市化」の項に、立地条件や市内の各工業地域の特色などが記載されています。(p.95-96,103-110)
この他、お調べした資料は以下のとおりです。
・『大田原市史 後編』(大田原市史編さん委員会/編 大田原市 1982)
※「第二編 産業・経済 第四章 工業」に、企業の変遷、在来企業、誘致企業の項があります。
・『西那須野町の産業経済史』(西那須野町史編纂委員会/編 西那須野町 1997)
※「第七章 戦後の町と商工業の発達 第三節 工業 一、西那須野町の工業の特色と昭和二十年代の工業」に特色の記載があります。
・『産業の発展と地域の変容 歩いて調べた高校生の実践的研究』(栃木県立宇都宮高等学校地理部/編、発行 1998)
※昭和63年から平成9年まで、同地理部の研究成果をまとめたものです。
「芳賀工業団地の成立と発展について」等、10件の報告が収録されています。
・『テクノポリス構想とまちづくり 小規模事業対策特別推進事業調査研究報告書』(栃木県商工会連合会/編、発行 1984)
※芳賀町、高根沢町のテクノポリス構想に関する研究報告書です。
・『週刊ダイヤモンド 平成16年3月27日号』(ダイヤモンド社)
※p.99に「栃木県企業局 交通アクセスに恵まれ優遇措置など立地支援体制も整う栃木県の産業団地」の記事があります。
・『週刊ダイヤモンド 平成14年1月19日特大号』(ダイヤモンド社)
※p.112-113に「産業構造転換の痛み 製造業の海外移転が直撃 それでも進む工場誘致計画」「忘れられた「首都機能移転」最有力候補・栃木に募るいらだち」の記事があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 産業政策.行政.総合開発 (601)
- 参考資料
- キーワード
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- 栃木県
- 産業
- 発展
- 経営学
- 地場産業振興
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000213586