レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年03月15日
- 登録日時
- 2013/03/15 18:48
- 更新日時
- 2018/10/25 18:59
- 管理番号
- 14791
- 質問
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櫛梨神社(琴平町:善通寺市に近い位置)にある眼鏡灯籠について。
- 回答
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・『町史 ことひら4(民俗・史跡・碑・文化財・人物編)』(琴平町史編集委員会/編 琴平町 1997年刊)
[当館請求記号:K2633 K2 2-4]412頁
櫛無神社参道にある眼鏡灯籠について以下の記述あり。
「この灯籠は岡山の人たちが、木食上人の厚い信奉者であり、これを護摩堂前に寄進していたものである。幕末ごろに発行された金毘羅絵図に、この眼鏡灯籠が数基描かれている。今残っているのは櫛無神社参道にあるこの一基のみである。これは、岡山家中、川口氏、卯歳女の奉納で、明治二十五年(一八九二)に、免場(周辺・町内)の人達が、この場所に移築したものである。もっとあったはずの眼鏡灯籠の行方はわからない。」
なお、同書540頁から551頁に金刀比羅宮境内と境外の灯籠についての記述があるが、この中に眼鏡灯籠についての記述なし。
- 回答プロセス
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当館OPACを「櫛梨神社」「眼鏡灯籠」などでキーワード検索しても該当なし。
次の資料を確認したが、「櫛梨神社」に関する情報はあるが、眼鏡灯籠に関する情報なし。
・琴平町史(K2366 M1)
・満濃町史(K2632 M1)
・仲多度郡史(K2630 K1 4)
・金毘羅参詣道Ⅰ(K6852 S6 1-5)
・式内社調査報告(K1750 S1)
・式内社の研究(K1750 S1 2)
次の資料にもなし。
・灯篭(K6292 M1)
・木食僧仏海上人伝(K1885 K3 1577)
・西讃の石造芸術(K7140 S1)
・中世讃岐の石の世界(5699 S4)
・丸亀史料シリーズ 第8号(K2610 M4 1-8) ※丸亀の石造遺品・丸亀のいしぶみ
(追記)
また、以下の資料に眼鏡灯籠についての記述なし。
・『香川県歴史の道調査報告書 第5集 (金毘羅参詣道(丸亀道,多度津道,宇多津道)調 査報告書 1)』(瀬戸内海歴史民俗資料館/編 瀬戸内海歴史民俗資料館 1991年刊) [当館請求記号:K6852 S6 1-5]
52~55頁 「資料 B 灯籠などの主な石造物 丸亀道」の項
一覧中に琴平付近の灯籠の掲載があるが、所在地と寸法、銘文のみの記載。
形状についての記述はないため眼鏡灯籠かどうかは不明。
・『金毘羅灯籠の研究』(位野木寿一/著 香川県立図書館) [当館請求記号:K1759 I4]
本書は雑誌に掲載された位野木壽一氏の論文を複写し、製本したもの。 本書に眼鏡灯籠についての記述は見当たらなかった。
・「金刀比羅宮の石灯籠」印南敏秀/著(『中国・四国地方の民具』明玄書房 1982年刊 280頁~299頁所収) [当館請求記号:K3822 S3]
本稿に眼鏡灯籠についての記述は見当たらなかった。
・『灯籠(日本庭園集成5)』(小学館 1985年刊) [当館請求記号:6292 N12 1-5]
・「金刀比羅宮の石灯籠」印南敏秀/著(『日本民俗文化大系14』小学館 1986年刊 661~664頁所収)[当館請求記号:3821 N16 1-14]
- 事前調査事項
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眼鏡灯籠は岡山藩から贈られたものらしい。ネット上に櫛梨神社の眼鏡灯籠に関する情報があるが、出典が不明。
- NDC
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- 非金属鉱物.土石採取業 (569)
- 造園 (629)
- 参考資料
- キーワード
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- 香川県
- 岡山県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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(関連情報)
・ミュージアム調査研究報告 第6号 香川県立ミュージアム/編 香川県立ミュージアム 2015.3 K069.1
※「香川県の木食・六十六部資料について~四国遍路に関連して」
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000128998