レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/11/15
- 登録日時
- 2017/01/08 00:30
- 更新日時
- 2017/01/08 00:30
- 管理番号
- 6001020232
- 質問
-
解決
東京湾岸地域の開発・埋立ての推移がわかる資料を探しています。特に築地や豊洲について知りたいと思います。
- 回答
-
次の資料を確認しました。
1、地図など
(1)『東京湾21世紀構想: 魅力あるウォーターフロントの創造』(海洋産業研究会/編 鹿島出版会 1987.12)
p.15 図1-16 臨海部の主要工場(『東京湾の現況』運輸省第2港湾建設局 1987.3 p.19からの引用)
A5サイズのページ上1/2に、白黒で工場名の記入された地図があります。地名は記入されていません。
(2)『新時代の東京湾: 東京湾港湾計画の基本構想』(運輸省第二港湾建設局/編 大蔵省印刷局 1997.3)
p.30 29.東京湾における埋立ての推移
A4サイズのページに、埋立年代別に色分けされた地図があります。地名・工場名は記入されていません。
明治・大正期
昭和元年ー20年
昭和21年ー30年
昭和31年ー40年
昭和41年ー50年
昭和51年ー60年
昭和61年ー平成8年9月末
免許認可・施行中
(3)小荒井衛・中埜貴元「面積調でみる東京湾の埋め立ての変遷と埋立地の問題点」『国土地理院時報』124(国土地理院 2013.12)p.105-115
p.109 図ー3 大正時代以降の地勢図でみた東京湾岸の埋立地の変遷
A4サイズのページ下1/2に、埋立年代別に色分けされた地図があります。地名は記入されていますが、工場名は記入されていません。
1923(関東大震災)以前の陸地
1923(関東大震災)-昭和30年前半(1960年)頃までの埋立地
昭和30年前半(1965年)頃から1973年頃までの埋立地
1973年頃から1990年代初め頃までの埋立地
1990年代初め頃から現在までの埋立地
2、開発など
(1)『東京港史 第1巻-[1] 通史』(東京都港湾局/[ほか]編 東京都港湾局 1994)
第1編 中世から近世の江戸湊
第2編 明治期から第2次世界大戦までの東京港
第3編 第2次世界大戦以後の東京港
※全330p、 図版16p。
(2)『東京港史 第1巻-[2] 通史』(東京都港湾局/[ほか]編集 東京都港湾局 1994)
適宜、写真・図表などが掲載されていますが、埋立・開発などの経緯はほとんど文章による説明です。
第2編 東京港の運営
第1章 港湾施設の管理運営
第4節 港湾施設の整備拡充とその管理運営
1 公共施設の整備とその管理運営
(1)日の出埠頭
(2)芝浦埠頭
(3)竹芝ふ頭
(4)品川埠頭
(5)晴海埠頭
(6)朝潮埠頭
(7)月島埠頭
(8)豊洲埠頭
(9)10号地その2埠頭
(10)建材埠頭
(11)貯木場の管理運営
(12)臨港鉄道の管理運営
p.392 (8)豊洲埠頭
「豊洲埠頭は、戦後、日本経済の復興に活躍したエネルギー基地であり、当時の基幹産業であった電力、ガス、鉄鋼、石炭の4ブロックに分かれた専門埠頭である。・・・・・」
第3編 埋立事業
第2章 埋立地の管理処分
第3節 埋立地処分方針の整備
3 豊洲埠頭埋立地の処分
(1)電力埠頭 p.946「東京電力が火力発電所を建設することになった。・・・・・昭和29年・・・・・」
(2)ガス埠頭 p.947「東京ガスの豊洲工場が建設されたのは・・・・・昭和29年・・・・・」
(3)鉄鋼埠頭 p.947「昭和32年位に東京鉄鋼埠頭が設立された。・・・・・」
・遠藤毅「東京臨海部における埋立ての歴史(地学クラブ講演要旨)」『地学雑誌』113(4) (東京地学協会 2004.8)p.534-538
江戸時代から約400年間の埋立・造成の推移を概観した内容です。
こちらはインターネットで公開されています。(2016/11/10現在)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/113/4/113_4_534/_pdf
(3)遠藤毅「東京臨海部における埋立ての歴史」『地学雑誌』113(6) (東京地学協会 2004.12)p.485-801
上記「地学クラブ講演要旨」に加筆した内容で、推移がわかる詳しい地図が増えていますが、工場名はありません。
こちらもインターネットで公開されています。(2016/11/10現在)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/113/6/113_6_785/_pdf
3.その他(参考)
(1)『築地市場: クロニクル1603-2016』(福地享子/著 朝日新聞出版 2016.3)
「はじめに」によると、「1章から7章まで、この本は、ある年代に起きたことをまとめた短編集。お話は、基本的に見開き完結。文章などすっ飛ばして、写真を眺めるだけでもいいようにつくりました。」とのことで、写真や図版を多用した構成になっています。
第1章 築地市場24時間の鼓動
第2章 日本橋と京橋、ルーツはふたつの河岸に
第3章 巨大復興建築としての点景
第4章 激動の昭和、開場・戦争・復興
第5章 築地400年の時空散歩
第6章 伝統と風景、日々是好日
第7章 昭和の宿題、豊洲市場への道
(2)『深刻化する土壌汚染』(畑明郎/編 世界思想社 2011.1)
畑明郎「第4章 東京・築地市場移転先の東京ガス豊洲工場跡地の土壌汚染問題」
著者は、元・日本環境学会の会長です。
[事例作成日:2016年11月15日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 河海工学.河川工学 (517 8版)
- 参考資料
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- 東京湾21世紀構想 海洋産業研究会∥編 鹿島出版会 1987.12 (15)
- 新時代の東京湾 運輸省第二港湾建設局∥編 大蔵省印刷局 1997.4 (30)
- 国土地理院時報 国土交通省国土地理院 国土交通省国土地理院 124(2013.12) (109)
- 東京港史 第1巻-[1] 東京都港湾局∥[ほか]編集 東京都港湾局 1994
- 東京港史 第1巻-[2] 東京都港湾局∥[ほか]編集 東京都港湾局 1994 (392 946 947)
- 地學雜誌 東京地学協会 東京地学協会 113(4)<995> (534-538)
- 築地市場 福地/享子‖著 朝日新聞出版 2016.3
- 深刻化する土壌汚染 畑/明郎∥編 世界思想社 2011.1
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/113/4/113_4_534/_pdf (遠藤毅「東京臨海部における埋立ての歴史(地学クラブ講演要旨)」『地学雑誌』113(4) (東京地学協会 2004.8)p.534-538(2016/11/10現在))
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/113/6/113_6_785/_pdf (遠藤毅「東京臨海部における埋立ての歴史」『地学雑誌』113(6) (東京地学協会 2004.12)p.485-801(2016/11/10現在))
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 図・絵
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000205970