レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年05月23日
- 登録日時
- 2017/07/05 15:50
- 更新日時
- 2017/07/07 13:05
- 管理番号
- 相橋-H29-001
- 質問
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解決
エンセファロパチアという病気について分かる資料を見たい。
- 回答
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①の資料を提供した。
- 回答プロセス
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市内OPACでキーワード“エンセファロパチア”で検索したが、該当する資料は見つからなかった。
医学に関する棚をブラウジングし、次の資料を見つけた。
『医科学大事典 5 えこう‐おうぞ』 武見太郎/著 講談社 1982 (自館請求記号:R490)
『医学書院医学大事典 第2版』 伊藤正男/編 医学書院 2009 (自館請求記号:R490)
『医学症候群辞典』 大内尉義/編 朝倉書店 2005 (自館請求記号:R491)
エンセファロパチアに関する記載は見つからなかった。
『眼の話』 河合憲司/著 東海大学出版会 2007 (自館請求記号:HE496)
エンセファロパチアに関する記述は見つからなかったが、ビタミンCと白内障の関係についての記述がある。
『病気の日本近代史』 秦郁彦/著 文藝春秋 2011 (自館請求記号:HE490.21)
エンセファロパチアについての記述は見つからなかったが、ビタミンB1と脚気の関係についての記述がある。
検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2017/05/23 最終確認)でキーワード“エンセファロパチア”で検索すると、“エンセファロバチア”の検索結果が表示された。
以下、個人のホームページであるが、それぞれ次のような情報がヒットした。
けんこう通信(http://www.kenkoukeepers.com/text/calcium_2.html 2017/05/23 最終確認)
カルシウムが不足するとエンセファロバチア症候群のような症状が若い人に多く見られるという旨の記載があり、その症状として、「道徳心の低下、いらいら、非行などなど精神的に不安定な状態、行動が多くなっている」とある。
ビタミン(http://sky.geocities.jp/ruri8jp/vita.htm 2017/05/23 最終確認)
ビタミンB1の説明として、「極端に不足するとエンセファロバチア症候群(道徳心の低下、いらいら、非行などなど精神的に不安定な状態、行動が多くなってくる)など道徳的に問題を起こすような病気になる。これはビタミンB1不足により糖分が効率よく代謝できないために、疲れ物質である乳酸の中和などでカルシウムイオンが使われてしまうため、脳でのカルシウムイオンが不足することによっておこる。」とある。
検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2017/05/23 最終確認)で再度“エンセファロパチア”で検索したところ、個人のブログであるが、次のページがヒットした。
エンセファロパチア(http://ameblo.jp/doronjo7/entry-10629250179.html 2017/05/23 最終確認)
記事の中で次の資料が紹介されている。
①『人間への挑戦』 三石巌/著 現代評論社 1980 (神奈川県立図書館請求記号:498.3)
資料の内容を確認したところ、p65-74にビタミンB1の欠乏の症状、実験などについて、エンセファロパチアに関する記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498)
- 参考資料
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- 『人間への挑戦』 三石巌/著 現代評論社 1980
- キーワード
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- エンセファロパチア
- エンセファロバチア
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 質問者によると、「自館でリサイクルとなった資料を読んでいたらこの言葉が出てきた。前後の内容からビタミンが関係していると思う。脚気や結核と同じ原因で起きるようだ。」とのことだった。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218351