レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年11月01日
- 登録日時
- 2017/05/04 15:55
- 更新日時
- 2017/07/12 14:21
- 管理番号
- 埼久-2017-002
- 質問
-
解決
「多形慢性痒疹」とは、どのような疾患・症状なのか。また、悪化させないよう日常で注意すべきことは何かが知りたい。
- 回答
-
質問に関する記述のある下記の資料を紹介した。
回答中「掻痒」と記述された熟語のうちの「掻」は、医学用語では「やまいだれに又・虫」(数値参照:瘙)と記載されているが、JIS漢字コードの範囲では表記できないため「掻」を代用した。
『皮膚疾患最新の治療 2015-2016』(渡辺晋一[ほか]編 南江堂 2015)
p45-46 「痒疹」の節中、慢性痒疹の説明中に記載あり。
「中高年の側腹部、腰臀部に新旧の丘疹が多発し、一部では丘疹が集簇して苔癬化、紅斑、落屑などの多様な所見を呈する」とあり。
「痒疹」の節、「生活指導」の項に悪化させないように注意すべきことについて記載あり。
『皮膚科疾患ビジュアルブック』(五十嵐敦之編 学研メディカル秀潤社 2012)
p62 「多形慢性痒疹」の章に疾病概念、症状、治療法についての記載あり。
『今日の皮膚疾患治療指針』(塩原哲夫ほか編 医学書院 2012)
p310 「湿疹・皮膚炎・痒疹,掻痒症,紅皮症」の章、「B 痒疹群 - 急性痒疹,慢性痒疹」の項あり。「病態・発症機序」「臨床症状」「治療方針」について解説している。
《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構)から以下のガイドラインが全文閲覧できる。
佐藤貴浩[ほか]著「慢性痒疹診療ガイドライン」(「日本皮膚科学会雑誌 Vol.122 No.1」p1-16 日本皮膚科学会 2012.1)(http://doi.org/10.14924/dermatol.122.1)
病態・症状・治療法アルゴリズムについて記述あり。
- 回答プロセス
-
1 NDC分類〈494.8〉(皮膚科学)の棚を確認する。自館目録を〈痒疹 or 皮膚疾患〉で検索する。
『皮膚疾患最新の治療 2015-2016』(回答資料)
『皮膚科疾患ビジュアルブック』(回答資料)
『今日の皮膚疾患治療指針』(回答資料)
2 ガイドラインを探す。
《東邦大学・医中誌 診療ガイドライン情報データベース》(http://guideline.jamas.or.jp/ 東邦大学医学メディアセンター,医学中央雑誌刊行会)を〈多形慢性痒疹〉で検索する。
「慢性痒疹診療ガイドライン」(回答資料)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2016年11月1日。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 外科学 (494 9版)
- 参考資料
-
- 『皮膚疾患最新の治療 2015-2016』(渡辺晋一[ほか]編 南江堂 2015) , ISBN 978-4-524-26593-0
- 『皮膚科疾患ビジュアルブック』(五十嵐敦之編 学研メディカル秀潤社 2012) , ISBN 978-4-7809-1080-3
- 『今日の皮膚疾患治療指針』(塩原哲夫[ほか]編 医学書院 2012) , ISBN 978-4-260-01323-9
- キーワード
-
- 多形慢性痒疹
- 皮膚病
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000215631