レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/06/30
- 登録日時
- 2018/09/05 00:30
- 更新日時
- 2018/10/05 15:55
- 管理番号
- 6000040922
- 質問
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解決
みつばちの学名「Apis cerana」「Apis florea」「Apis dorsata」の読み方が知りたい。
- 回答
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『蝶の学名 その語源と解説』 平嶋 義宏/著 九州大学出版会 1987.7 (486.8)
→P.5に「学名の基礎知識」の中で学名のつけ方の例として4種のミツバチの学名が記載されていた。
アジアミツバチApis cerana (アピス・ケラーナ)
セイヨウミツバチ Apis mellifera (アピス・メリフェラ)
オオミツバチ Apis dorsata (アピス・ドルサータ)
ヒメミツバチ Apis florea (アピス・フローレア)
和名が調べていた辞典とは、異なったものもあったので、アジアミツバチはトウヨウミツバチ、ニホンミツバチ、ヒメミツバチはコミツバチともいわれますとお伝えした。
学名のカタカナ表記はないが以下の資料もお見せした。
『昆虫学大事典』『生物学名命名法辞典』
- 回答プロセス
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書架にある以下の資料を調べるが、学名の読み方はなっかた。
●『羅和辞典』研究社 2009.3 (892.3)
●『昆虫学大事典』朝倉書店 2003.2(486.036)
→ P.964 説明文のなかに「トウヨウミツバチApis cerana」「コミツバチA. florea」「オオミツバチA. dorsata」
●『原色日本昆虫図鑑 下』保育社 1977.8 (486.038)
→ P.337にミツバチ「Apis cerana Fabricius」ニホンミツバチともいわれているとあり。
『地球博物学大図鑑』東京書籍 2012.6 (460.38)
→ P.299に 「Apis mellifera」セイヨウミツバチ
●『学研生物図鑑 [3] 特徴がすぐわかる 昆虫 3』 改訂版 学研 1990.3 (460.38)
→ 「Apis cerana Fabricius」ニホンミツバチP.314、「Apis mellifera Linnaeus」ヨウシュミツバチP.380
学名索引からP.162写真のページにある和名より解説索引へ。
解説索引P.362 ミツバチか(ミツバチ科)には学名なし。
●『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』 ノア・ウィルソン=リッチ/著
河出書房新社 2015.6 (486.7)
→ 学名のカタカナ表記なし。
学名索引より「Apis cerana→トウヨウミツバチ」「Apis dorsata→オオミツバチ」 「Apis Florea→コミツバチ」
「学名」で検索
『生物学名命名法辞典』 平嶋 義宏/著 平凡社 1994.11 (460.34)
P.7~13に学名の命名の仕方でミツバチを例に説明があるが、カタカナ表記はない。
植物の学名についてはカタカナ表記あり。
著者の平嶋 義宏氏で検索し、『蝶の学名』も取寄せてみたら、この資料にカタカナ表記が載っていた。
●『蝶の学名 その語源と解説』 平嶋 義宏/著 九州大学出版会 1987.7 (486.8)
→P.5に「学名の基礎知識」の中で学名のつけ方の例として4種のミツバチの学名が記載されていた
アジアミツバチApis cerana (アピス・ケラーナ)
セイヨウミツバチ Apis mellifera (アピス・メリフェラ)
オオミツバチ Apis dorsata (アピス・ドルサータ)
ヒメミツバチ Apis florea (アピス・フローレア)
レファ協を「学名」「読み方」とキーワード検索したところ、福井県立図書館が登録した関連事例がみつかった。
→「にんじんの学名「Daucus carota」の読み方を教えてほしい。利用者は、音読するために知りたい。」https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000027115
これよると、「ラテン語本来の発音はローマ字の読み方に近かったと考えればよさそう」とわかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 昆虫類 (486)
- 参考資料
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- 『蝶の学名』 平嶋 義宏/著 九州大学出版会 (P.5)
- キーワード
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- 学名(ガクメイ)
- ミツバチ(ミツバチ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000241900