レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年3月23日
- 登録日時
- 2018/03/23 11:30
- 更新日時
- 2018/03/31 14:43
- 管理番号
- 小野30-018
- 質問
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解決
「ラニーニャ現象」とはどのような現象か
- 回答
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①『広辞苑 第7版』岩波書店 P343
②『最新気象の事典』東京堂出版 P512
③『気象災害の事典』 朝倉書店 P119,424
④『よくわかる気象・環境と生物のしくみ』丸善 P54
①②熱帯太平洋の中央部から東部にかけての海面水温が平年より低くなる現象。海面水温が平年より高くなるエル・ニーニョとは逆の現象。
半年から1年続き、世界各地に、高温、低温、多雨、干ばつをもたらす。
ラ・ニーニャのとき、東日本や西日本の夏の気温は、高温や平年並みが多い。冬は、低温や平年並みの気温になることが多い。
③では、ラ・ニーニャ現象により、日本では、寒冬になりやすいと記載あり。
④太平洋赤道付近の海域では、通常、海面水温が西のほうで高く東のほうで低い。この温度差が大きくなったり小さくなったりすることが、エル・ニーニョ現象、ラ・ニーニャ現象。太平洋の赤道付近では、西向きの貿易風が吹いており、ラニーニャ現象のとき、貿易風が強く吹いている。
気象庁では、エルニーニョ監視海域での海面の平均水温が6ヵ月以上続けて平年の基準値より0.5℃以上低い場合をラ・ニーニャ現象発生としている。
エル・ニーニョ監視海域とは、北緯5度~南緯5度、西経150度~90度の海域のことである。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451)
- 参考資料
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新村 出/編. 広辞苑 第7版. 岩波書店, 2018-01.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I081371586-00 , ISBN 9784000801317 -
和達清夫監修 , 和達, 清夫(1902-1995). 最新気象の事典. 東京堂出版, 1993-03.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000065891-00 , ISBN 449010328X -
酒井重典 , 酒井, 重典(1943-) , 鈴木, 和史(1950-) , 饒村, 曜(1951-) , 新田, 尚(1932-). 気象災害の事典. 朝倉書店, 2015-08.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000698857-00 , ISBN 9784254161274 -
国立天文台編 , 国立天文台. よくわかる気象・環境と生物のしくみ. 丸善, 2010-11. (理科年表シリーズ. マイファーストサイエンス)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000600567-00 , ISBN 9784621081488
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新村 出/編. 広辞苑 第7版. 岩波書店, 2018-01.
- キーワード
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- ラニーニャ
- エルニーニョ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000232915