以下の資料を紹介した。
図書
(1)『よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本 2 じゃんけんの算数』芳沢 光雄/文 日本評論社 2006年
p3~9 1 じゃんけんの算数
p7 「じつはなん年か前に、725人のじゃんけんにかんするデータを集めたことがあります。
それによると、のべ11567回のじゃんけんのうち、グーは4054回、チョキは3664回、パーは3849回でした。
この数字から、人間はグーを多く出し、反対にチョキは少なめに出すことがわかります。
だから、じゃんけんはパーが有利なんです!」
p8“じゃんけんでグーが多くチョキが少ない理由は、心理学という学問によって研究されています。
そして、「知らない人に対しては拳をつくる傾向がある」、
あるいは「チョキはじゃんけんのうちで一番つくりにくい手である」などの理由が考えられるそうです。”
との記述あり。
(2)『じゃんけん学 起源から勝ち方・世界のじゃんけんまで』稲葉 茂勝/著 今人舎 2015年
p26~27 「最初はグー」を証明する3つの調査
p30~31 4 一番勝つ確率が高いのは「パー」?
p32~33 WRPS(世界じゃんけん協会)による「じゃんけんに勝つための7か条」
①なにも考えない相手には「パー」が有効。
②じゃんけんに自信をもつ人、強いといわれている人は「グー」を出しにくい。
そのため、「チョキ」を出せば、勝つか悪くても「チョキ」どうしであいことなる。
③同じ手が続けば、次はその手に負ける手を出すのがいい。
④自分の出す手を宣言すると、勝つ可能性が高まる。(以下略)
⑤相手に考えさせないように、声を出して相手をせきたてる。
すると相手は追いこまれて、直前に勝った手を出す確率が高まる。
⑥勝負の前に、「グー、チョキ、パー」と口に出しながら手の形を相手に見せる。
これを何度も繰り返すと、相手の頭に無意識のうちに「グー→チョキ→パー」という
順番がすりこまれて、その順番で手を出す。
⑦「パー」「チョキ」が出る確率は低いので、「パー」を出せば、負ける可能性は低い。
との記述あり。
(3)『多数決とジャンケン』加藤 良平/著 講談社 2006年
p72~96 3 ジャンケン
p85~89 相手のクセを見ぬいたらそれをどう使うか
ジャンケンで相手のクセを見ぬいて勝ちやすくなるための説明がある。
(4)『プロから聞いた黄金の隠しワザ』暮らしの達人研究班/編 河出書房新社 2008年
p12~14 心理学者がこっそり教えるジャンケンの必勝法
(5)「ジャンケンの研究」小川嗣夫 『人間文化研究 : 京都学園大学人間文化学会紀要』31, 27-38, 2013-10 京都学園大学
“ジャンケンで勝てる手はあるか”、“「あいこ」に負ける手を出すと勝てるか”といった実験や、
“ジャンケンで出す手から性格はわかるか”、“ジャンケンで,グー,チョキ,パーを出す人のイメージ”
といった調査を行っている。