レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年02月23日
- 登録日時
- 2018/03/17 18:00
- 更新日時
- 2022/09/10 17:06
- 管理番号
- 神戸図-1372
- 質問
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オウムはなぜしゃべることができるのか
- 回答
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『カビは地球のそうじ係ってホント?』科学の質問箱2 誠文堂新光社 1984
p46 インコやオウムが言葉を話せるのはなぜ?
「ものまねのうまい鳥は、脳にある中枢が特別に発達しているからです。耳からはいった音は、耳の神経から脳にある中枢につたえられ、ここから発声器官に、神経により命令されます。鳥の発声器官は鳴管といい、ここの筋肉のはたらきにより、中枢の命令どおりに発声します。」
また、オウムではないが九官鳥について書かれた以下の資料がある。
『声のなんでも小事典』(ブルーバックス)和田美代子著 講談社 2012
p27 九官鳥やオウムはどうしてヒトのようにしゃべれるのですか
「九官鳥は、肺のすぐ上の両側気管の分岐部分に鳴器という軟骨の突起部があり、肺から吐き出される空気がこの狭いところを通るときに音がでます」
「ヒトが声道の形を変えるのと同様に、鳴器からくちばしまでの距離を変化させて、ヒトの声の音声のイントネーションやリズムをまねることができるのです」等、解説あり。
『声を作る・声を見るー九官鳥からヒトへ』宮本健作著 森北出版 1995 p59
トリの喉頭には音声を産生する機構はまったくないが、九官鳥では、人のことばをまねて発声するときの母音の生成に重要な働きをする鳴管がある。〜
- 回答プロセス
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【後日調査】
『知っているようで知らない鳥の話』細川博昭著 SBクリエイティブ 2017
p.34 ヨウムは人間の概念を理解する
「インコやオウムなどの鳥は、肺のすぐ手前、気管支が二股に分かれた部分にある「鳴管」という組織と、気管支全体、それに舌の動きや形を組み合わせることで、「人間が話す音声に近い音」をつくり、人間の言葉を口にすることができます。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 基礎医学 (491 8版)
- 参考資料
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子供の科学編集部/編 , 誠文堂新光社. 『科学の質問箱 2』. 誠文堂新光社, 1984.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000113672-00 , ISBN 4416384181 (当館資料ID:0006532831) -
宮本健作 著 , 宮本, 健作, 1931-. 『声を作る・声を見る : 九官鳥からヒトへ』. 森北出版, 1995.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002399821-00 , ISBN 4627250002 (当館資料ID:2000222129) -
和田美代子 著 , 米山文明 監修 , 和田, 美代子, 1956- , 米山, 文明, 1925-. 『声のなんでも小事典 : 発声のメカニズムから声の健康まで』. 講談社, 2012. (ブルーバックス = BLUE BACKS ; B-1761)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023461216-00 , ISBN 9784062577618 (当館資料ID:0203318628)
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子供の科学編集部/編 , 誠文堂新光社. 『科学の質問箱 2』. 誠文堂新光社, 1984.
- キーワード
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- オウム
- 声
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000232691