レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年04月15日
- 登録日時
- 2017/07/05 16:24
- 更新日時
- 2017/07/14 18:23
- 管理番号
- 0000110672
- 質問
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解決
山口市仁保の金坪にある地蔵尊に刻まれた「きしおつ」という呪文について (漢字は「キ(竹かんむりに車へんと”疑”のつくり部分)シ(竹かんむりに厮)乙」と表記)
- 回答
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下記資料1に記載あり。
それによると、『保古帖』(大阪府立中之島図書館蔵)巻六に、「中国の粟渡というところの渡し守が、旅の僧から「きしおつ(原文漢字)」というお札を授けられたので、五人の疫病の神の渡ろうとするのをしりぞけることができた」との由来がある、とのこと。
また「この「きしおつ(原文漢字)」にいわれは、いかにも中国の故事のように記されているが、やはり日本人の生活に即したものであったといってよい。」として、類似事例を紹介している。
- 回答プロセス
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大漢和辞典を引くも漢字なし。疫病除けの民間信仰で資料を探す。
- 事前調査事項
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仁保自治会 編『ふるさと仁保』(仁保自治会,2017,当館請求記号:Y247 P 7)p51に「呪文が刻まれた地蔵尊」として写真あり(呪文部分は判読できない)。コレラ除けの呪文で中国の故事によると記載あり。
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387)
- 参考資料
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1 大島建彦 著 , 大島, 建彦, 1932-. 疫神と福神. 三弥井書店, 2008. p.188-193
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009683764-00 , ISBN 9784838290741
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1 大島建彦 著 , 大島, 建彦, 1932-. 疫神と福神. 三弥井書店, 2008. p.188-193
- キーワード
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- 民間信仰
- 地蔵
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218366