レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/01/15
- 登録日時
- 2011/06/01 02:07
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M10022519355424
- 質問
-
江戸時代に長崎から江戸まで象が運ばれているが,岡山に関連記録は残っているか。
- 回答
-
「江戸時代」と「象」をキーワードにWEBサイトを検索すると,享保14年(1728)に,広南(いまのベトナム)から連れてきた象が江戸に運ばれていることが分かった。そこで,資料①『池田家履歴略記』の享保14(1729)年を探すと,「象宿于岡山」として4月13日に備前に到着し,その晩は町会所に止まり,14日に出発したことが記録されている。その他,象が驚かないように13日の辰の刻から14日の辰のまで鐘を撞くのを止めたことや,高さが一間半ほどもあったことなども書かれている。同様の記述は,資料②『吉備群書集成 第九輯』掲載の「吉備温故秘録」の来客の部にも書かれている。 なお,資料③『岡山太平記』には資料①のことが,資料④『矢掛町史 本編』には,資料②に記述があることが,それぞれ紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会 (360 9版)
- 参考資料
-
- 資料① 『池田家履歴略記 上巻』日本文教出版,昭和38年,参照はp692-693 資料② 吉備群書集成刊行会編『吉備群書集成9輯』昭和6年,参照はp540 資料③ 岡長平著『岡山太平記』宗政修文館,昭和5年,参照はp177 資料④ 岡山県矢掛町教育委員会内矢掛町史編纂委員会編『矢掛町史 本編』矢掛町,参照はp849
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2010022519380355424
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000086864