レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年10月10日
- 登録日時
- 2017/11/07 11:49
- 更新日時
- 2018/04/13 21:05
- 管理番号
- DAWN291011
- 質問
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解決
中学・高校において、家庭科が女子必須科目となったのはいつか。参考になる資料を教えてほしい。
- 回答
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1960年 高等学校学習指導要領から、高等学校において女子に「家庭一般」が必須化となった。
1958年 中学校学習指導要領では男女別の内容だった。
- 回答プロセス
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ドーンセンター情報ライブラリーの下記資料を紹介した。
・『家庭科教育50年:新たなる軌跡に向けて』日本家庭科教育学会∥編 建帛社(2000)
p.286-296 家庭科関連年表には次のとおり掲載されている。
1958年 「小・中学校学習指導要領」改訂告示 中学校「技術・家庭科」に改称、男女別教育内容・履修形態
1960年 「高等学校学習指導要領」告示 「家庭一般」女子必須
・『ジェンダーで学ぶ教育』天野正子∥編 木村涼子∥編 世界思想社(2003)
p.104~ 第6章 家庭科は誰が学ぶもの?
家庭科の成立過程から、男女別の内容や女子必須化の背景にある社会意識を解説。
・『よくわかるジェンダー・スタディーズ:人文社会科学から自然科学まで』木村涼子∥〔ほか〕編著 ミネルヴァ書房(2013)
p.28 家庭科
性別役割分業と結びついた女子向きの内容から、家庭科の男女共修、男女共同参画をめざす流れを解説。
その後、家庭科を全ての生徒が学ぶ教科とするように運動が展開され、1989年の学習指導要領改訂によって女子必修から変更された。
運動の内容については、下記資料が参考になる。
・『家庭科、男も女も!:こうして拓いた共修への道』家庭科の男女共修をすすめる会∥編 ドメス出版 (1997)
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375 9版)
- 教育 (370 9版)
- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 9版)
- 参考資料
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日本家庭科教育学会 編 , 日本家庭科教育学会. 家庭科教育50年 : 新たなる軌跡に向けて. 建帛社, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003003948-00 , ISBN 476797044X -
天野正子, 木村涼子 編 , 天野, 正子, 1938-2015 , 木村, 涼子, 1961-. ジェンダーで学ぶ教育. 世界思想社, 2003.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004100445-00 , ISBN 4790709922 -
木村涼子, 伊田久美子, 熊安貴美江 編著 , 木村, 涼子, 1961- , 伊田, 久美子, 1953- , 熊安, 貴美江. よくわかるジェンダー・スタディーズ : 人文社会科学から自然科学まで. ミネルヴァ書房, 2013. (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024313890-00 , ISBN 9784623065165 -
家庭科の男女共修をすすめる会 編 , 家庭科の男女共修をすすめる会. 家庭科、男も女も! : こうして拓いた共修への道. ドメス出版, 1997.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002635684-00 , ISBN 4810704580
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日本家庭科教育学会 編 , 日本家庭科教育学会. 家庭科教育50年 : 新たなる軌跡に向けて. 建帛社, 2000.
- キーワード
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- 家庭科教育
- 性別役割分業
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 該当する資料の紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 女性関連施設・施策担当者
- 登録番号
- 1000224331