レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月19日
- 登録日時
- 2018/06/19 10:15
- 更新日時
- 2018/06/27 13:50
- 管理番号
- C2018口頭0601
- 質問
-
解決
喫茶店でのコーヒー1杯の価格が一番高い都市と一番安い都市はどこか。
- 回答
-
まず、日本の国土、人口、経済、社会、文化などの広範な分野にわたる基本的な統計書である「日本統計年鑑」(インターネット情報1)で調査しました。「日本統計年鑑」は冊子体の資料のほかに、総務省統計局のホームページでインターネット版が公開されており、キーワードによる全文検索が可能です。
最新版である「第六十七回日本統計年鑑 平成30年」のページで「コーヒー」と入力し検索しましたが、喫茶店でのコーヒーの価格がわかる統計表はありませんでした。
次に、目次を見てみると、「第20章 物価・地価」という項目があることがわかります。
「20- 9 県庁所在市の主要品目年平均小売価格」の表にうるち米や電気代などの主要品目の年平均価格が掲載されていますが、コーヒーの項目はありませんでした。
「日本統計年鑑」では、それぞれの統計表の下に数値の出典にあたる資料が示されています。これらを確認することでより詳細な情報がわかります。
そこで、「20- 9 県庁所在市の主要品目年平均小売価格」の出典である「小売物価統計調査(動向編)」(インターネット情報2)を確認しました。「小売物価統計調査」は総務省統計局が実施している調査なので、総務省統計局のホームページから確認することができます。
「調査品目及び基本銘柄」を確認すると、「2162 コーヒー(外食) 喫茶店(セルフサービス店及びコーヒースタンドを除く)におけるコーヒー,アイスコーヒーは除く」という項目があることがわかります。
これをもとに統計表を確認すると、「調査品目の月別価格及び年平均価格【県庁所在市及び人口15万以上の市】 」の表で県庁所在地市と人口15万人以上の市(81都市)の喫茶店におけるコーヒー1杯の価格を調べることができます。
2017年の調査結果で年平均価格を比較すると、一番高い都市は立川で514円、一番安い都市は福島で292円となっています。
インターネットの最終アクセス日は2018年5月31日です。
インターネット情報1
日本統計年鑑(総務省統計局)
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/index1.html
>本書の内容>第六十七回日本統計年鑑 平成30年>全文閲覧
インターネット情報2
小売物価統計調査(動向編)(総務省統計局)
http://www.stat.go.jp/data/kouri/doukou/index.html
>調査の結果>調査結果年次・報告書>平成29年報(2017年)
国立国会図書館提供の調べ方案内のページ「リサーチ・ナビ」には、以下のようなコンテンツがあります。
・統計の調べ方:基礎編(https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102849.php)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 貨幣.通貨 (337 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 喫茶店
- コーヒー
- 小売物価統計
- 価格
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 経済社会
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000237361