レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/04/09 02:11
- 更新日時
- 2015/02/20 16:10
- 管理番号
- 日進08S-98
- 質問
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解決
「一億総白痴化」とは、いつ頃、誰が言った言葉か。
- 回答
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評論家の大宅壮一は、1956年11月7日の『東京新聞』に、「マスコミの白痴化が著しい」と書いた。
その後、1957年1月21日の同紙夕刊に、「国民白痴化運動」を書き、「白痴化」という言葉を使った。
また、松本清張が『放送朝日』の1957年8月号に、「かくて将来、日本人一億が総白痴となりかねない」と記した。恐らく、これを受け、大宅壮一が「一億総白痴化」という言葉を完成させたと思われる。
- 回答プロセス
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流行語や、新しく使われるようになった言葉が掲載されていそうな事典を探す。
『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』(814.7/012)の語彙索引より「一億総白痴化」を引き、内容を確認する。
下記の資料にも記載あり。
『新語・流行語大全 ことばの戦後史 1945-2006』(814.7/016)
『20世紀のことばの年表』(813.7/081)
『日本20世紀館』(210.6/0643)
※( )は当館請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 7版)
- 語彙 (814 7版)
- 参考資料
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- 『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』 米川明彦編著/三省堂/2002/(814.7/012) p.189 (AJ94232233)
- 『新語・流行語大全 ことばの戦後史 1945-2006』木村傳兵衛,谷川由布子[ほか]著/自由国民社/2006/(814.7/016) p.70 (AJ94361720)
- 『20世紀のことばの年表』加藤迪男編/東京堂出版/2001/(813.7/081) p.131 (AJ94266466)
- 『日本20世紀館』五十嵐仁[ほか]編/小学館/1999/(210.6/0643) p.654 (AJ94232233)
- キーワード
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- 一億総白痴化
- 大宅壮一
- 新語
- 流行語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 司書講習生
- 登録番号
- 1000053752