レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/09/20
- 登録日時
- 2013/09/30 00:30
- 更新日時
- 2013/10/16 13:36
- 管理番号
- 6000013063
- 質問
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解決
長唄のいろいろな演目(たとえば「楠公」など)の内容がわかる本はあるか。
- 回答
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『日本舞踊名曲事典』などに、長唄の演目ごとの歌詞や解題、作品解説があり。
- 回答プロセス
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邦楽(768)の書架を探す。
『邦楽用語辞典』(東京堂出版)p134「長唄」には、地唄(三味線音楽)の一種で組歌の後に現れた古い形式の唄(「上方長唄」ともいう)と、歌舞伎の伴奏としてうたわれた小唄などで江戸長唄を略していうものの2種があるとあり。『江戸音曲事典』(展望社)p72-106に詳しい長唄の歴史があり、各曲目がいつごろ作られたかの年表もあるが、内容はなし。
『邦楽曲名事典』(平凡社)はさまざまな日本音楽の曲目について曲名順に解説しており、名前がわかっていれば検索可能。「楠公」もあり。ただし全ての項目に内容について詳しく書いてあるわけではない。
『日本舞踊ハンドブック』(三省堂)p108-211「おもな舞踊演目」p212-239「もっと知りたい人へ」には日本舞踊の演目について内容の解説などがあり、長唄であればその旨も記載されている。「楠公」は載っていない。
『日本舞踊名曲事典』(小学館)には日本舞踊の各演目の作品解説(曲の成立史や背景、特徴、鑑賞のポイントなど)と歌詞、衣装等があり。「楠公」も載っている。こちらを見ていただいた。
なお『邦楽名曲選 第1巻 長唄 上』(創元社)は江戸長唄が主に載っているもので、各演目ごとに歌詞と簡単な解説があり。旧仮名遣い。
このほか、当館では禁帯出の資料だが『日本舞踊曲集覧』(創思社出版)p30-178「長唄」にも各曲目の歌詞と解題、大道具・小道具、衣装などがあり。
また大阪府立図書館所蔵の『長唄名曲30選 上下』(書肆フローラ)は江戸長唄の名曲に内容についての解説と英訳をつけたもの。こちらも取り寄せて見ていただいた。同じく大阪府立図書館所蔵の『日本音曲全集 長唄全集 上巻・下巻』(緑蔭書房)は長唄の全文と簡単な解説が載っているが、内容についてはあまりふれていなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 邦楽 (768 9版)
- 舞踊.バレエ (769 9版)
- 参考資料
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- 『邦楽用語辞典』田辺 尚雄/著(東京堂出版)
- 『江戸音曲事典』小野 武雄/編著(展望社)
- 『邦楽曲名事典』(平凡社)
- 『日本舞踊ハンドブック』藤田 洋/著(三省堂)
- 『日本舞踊曲集覧』森治 市朗/編(創思社出版)
- 『日本舞踊名曲事典』郡司 正勝/編(小学館)
- 『邦楽名曲選 第1巻』(創元社)
- キーワード
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- 長唄(ナガウタ)
- 地唄(ジウタ)
- 邦楽
- 日本舞踊
- 歌舞伎
- 音楽
- 三味線
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000137655