レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190201
- 登録日時
- 2019/03/08 00:30
- 更新日時
- 2019/03/08 00:30
- 管理番号
- 0400000104
- 質問
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解決
二反長 半(にたんおさ なかば)について知りたい。
- 回答
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『児童文学事典』(日本児童文学学会/編 東京書籍 1988)P555
「二反長半」の項に、略歴や作品についてなどの記載あり。以下は抜粋。
・1907~77(明40~昭52)童話作家、少年少女小説作家。大阪府茨木市に生まれ、法政大学国文科を卒業。
・在学中から同郷の川端康成に師事し、1935年ごろより児童文学の作品を書き、41年少年文芸懇話会を主唱結成。
・童話『子牛の仲間』(78)で小学館文学賞を受賞。
・作風は写実的だが同時に牧歌的でロマンティックな性格のものが多い。
同人雑誌『少年文学』についてはP389に以下の記載あり。
「1940年(昭15)二反長半が編集発行した同人雑誌。」
『作家・小説家人名事典 新訂』(日外アソシエーツ/編 日外アソシエーツ 2002)P564-565
「二反長半」の項に、「小説家 児童文学作家」と記載あり。
『作家名から引ける日本児童文学全集案内』(日外アソシエーツ 2007)P706-710
「二反長半」の項に作品名が一覧で記載されている。
『児童文学者人名事典 日本人編・下巻(た~わ行)』(中西敏夫/編 出版文化研究会 1999)P269-271
「二反長半」の項に、略歴などの記載あり。
『わがまち茨木 人物編 第2版』(茨木市/編 茨木市 2002)P95-96
「46 二反長半」の項あり。大阪府三島郡福井村(現在茨木市東福井)に生まれた二反長半の生い立ちや作風について書かれている。
『新修茨木市史 第3巻 通史 3』(茨木市史編さん委員会/編 茨木市 2016)P758
「1943年6月、二反田音蔵は子の半とともにケシ栽培とアヘン製造の実地指導を行うためにモンゴルに向かったのである」との記述あり。
以下は、二反長半の著作である。
『二反長半作品集 1』(二反長半/著 集英社 1979)
童話を、単行本として最初に発表された年代順に配列して掲載。
『二反長半作品集 2』(二反長半/著 集英社 1979)
少年小説を、単行本として最初に発表された年代順に配列して掲載。
『二反長半作品集 3』(二反長半/著 集英社 1979)
民話を、北海道から沖縄まで地域順に収録。
『児童文学の展望』(二反長半/著 大阪教育図書 1986)
「1 児童文学の風土-その美しい開花への歩み」、「2 戦時児童文学私見」、「3 戦後児童文学の感想」について述べている。
大阪府立図書館資料
『戦争と日本阿片史 阿片王二反長音蔵の生涯』(二反長半/著 すばる書房 1977)
父親である二反長音蔵について書かれている。(2019年2月確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 茨木市
- 人物
- 文学
- 民話・伝説
- 歴史
- アヘン
- 児童文学作家
- 二反長 半
- 二反長 音蔵
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000252768