レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/12/03
- 登録日時
- 2015/12/26 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:37
- 管理番号
- M15120310377340
- 質問
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東京スカイツリーは地震に強い設計と聞いたが、どのようになっているのか。小学生くらいの子向けに簡単に書かれているものが良い。
- 回答
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スカイツリーの地震対策の大きな特徴として、ナックルウォールと心柱制振がある。
ナックルウォールとは基礎部分の柱を棒状ではなく壁状にし、更に壁に突起状の節をつけ、風や地震の揺れで抜けにくくしたものである。スカイツリーの場合は壁状に穴をあけた地盤に鉄筋でできたかごを入れ、そこにコンクリートを流し込み柱を作るという方法がとられた。
心柱制振は塔の中心に鉄筋コンクリート製の筒状の柱を作り、下から3分の1を塔に固定しその上が自由に動くようになっているものである。可動部分はオイルダンパーという衝撃吸収装置が取り付けられている。地震が起きると塔の部分とこの柱が別々に揺れ、互いに揺れを打ち消しあう仕組みである。最大50パーセントの揺れを低減できるといわれている。法隆寺や日光東照宮などの五重塔の心柱に形が似ているのでこの名がついた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各種の建築 (526 9版)
- 参考資料
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瀧井宏臣『東京スカイツリーの秘密』講談社,2012,179p.参照はp.10-14
『科学感動物語 11』学研教育出版,2013,215p.参照はp.50-57、67-71
NHK出版編『図解東京スカイツリーのしくみ』NHK出版,2012,63p.参照はp.18-19、42-45
モリナガ ヨウ『図解絵本東京スカイツリー』ポプラ社,2012,52p.参照はp.14-15、36
『小学生のための東京スカイツリーガイド』小学館,2012,104p.参照はp.52、55
マイカ『まるごとわかる!地デジの本』汐文社,2011,47p.参照はp.25-31
平凡社編集部編『東京スカイツリーハンドブック』平凡社,2012,63p.参照はp.28-31
『東京スカイツリーのすべて100』講談社,2012,1冊(ページ付なし).
発明図鑑編集委員会編『日本の発明・くふう図鑑』岩崎書店,2014,175p.参照はp.120-121
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瀧井宏臣『東京スカイツリーの秘密』講談社,2012,179p.参照はp.10-14
- キーワード
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- 東京スカイツリー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2015120310343477340
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年)
- 登録番号
- 1000186307