レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/11/7
- 登録日時
- 2018/12/05 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18110915090536
- 質問
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野菜の放射性物質を調理で落とす方法を知りたい。
- 回答
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①『安全な食材と食べ方がわかる本』には、「食材中の放射性物質を減らす方法は、主に4つに大別できます。」と記載され、洗う、切る・取る、煮る、塩・酢を用いる方法が紹介されている。
②『放射能を落とす下ごしらえ』では、流水で洗う、重曹で洗う、こすり洗いなど食材全般に役立つ方法を紹介した上で、キャベツやほうれんそうなど30数種の品目について効果的な下ごしらえが書かれている。
③『自分と子どもを放射能から守るには』では、食品の汚染がひどい場合には調理法に工夫をこらしても放射能が残ってしまい食べられないことを断ったうえで、放射性セシウムは水に溶けやすいという性質をいかした工夫を、イラストを交えて解説している。
④『あの日からのお母さんのしごと』には、主な品目の調理準備が写真とともに挙げられているほか、台所に泥を持ち込まないことや調理中に換気をすることなど食材そのもの以外でも気を付けるべきことが記載されている。
⑤『放射能から子どもの「食」を守る方法』では、「基本はよく洗うこと」と記載した上で皮をむく、ゆでる、煮る、酢漬けや塩漬けにするなどの方法をイラスト入りで紹介している。
⑥『食品の安全と放射性汚染』には「一番簡単な除染方法としては水洗があげられます。」と記載されているが、「表面に付着した放射性物質以外にも、根から吸収し細胞内に取り込まれたものもあり、それらはこのような操作での除去は難しい」と、除去の限界にも触れている。
⑦『放射能汚染から家族を守る食べ方の安全マニュアル』には、洗う時の注意として用途欄に「野菜・果物」の表示のあるキッチン用中性洗剤を使うこともいいとしている。「洗剤によって手が荒れると、傷口から放射性物質が体内に入り込んでしまいます。」と記載されており、強力な洗剤の使用は体内に放射性物質を取り込む一因になると述べている。食材毎に選び方や落とし方、食べ方がまとめられている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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①内部被爆を避ける会『安全な食材と食べ方がわかる本』 洋泉社,2011,95p. 参照はp.86.
②椎名 玲、吉中 由紀『放射能を落とす下ごしらえ』 中央公論新社,2011,173p. 参照はp.29-79.
③ウラジーミル・バベンコ、ベルラド放射能安全研究所(ベラルーシ)『自分と子どもを放射能から守るには』 世界文化社,2011,95p. 参照はp.48-63.
④境野 米子『あの日からのお母さんのしごと』 ワニ・プラス,2012,158p. 参照はp.50-67.
⑤消費者問題研究所『放射能から子どもの「食」を守る方法』 WAVE出版,2011,143p. 参照はp.110-121.
⑥関澤 純『食品の安全と放射性汚染』 日本生活協同組合連合会,2013,268,38p. 参照はp.19,135-137.
⑦野口 邦和『放射能汚染から家族を守る食べ方の安全マニュアル』 青春出版社,2011,173p. 参照はp.34-79.
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①内部被爆を避ける会『安全な食材と食べ方がわかる本』 洋泉社,2011,95p. 参照はp.86.
- キーワード
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- 食品衛生、放射能
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018110915091390536
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000247195