レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/09/23
- 登録日時
- 2008/01/31 02:12
- 更新日時
- 2008/02/15 16:35
- 管理番号
- 埼熊-2007-082
- 質問
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解決
易者は何を根拠として占いを行っているのか。
- 回答
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『易学大事典』から「易は「易経」ともいい、東洋哲学の蘊奥(うんのう)を啓く経典として、たいへん尊ばれてきた儒教の教書の一つ」とあります。また、「易はもともとト筮の書で・・・心の疑念が決し難いときに、神明のお告げをはかる手段として用いられ、それが周の時代に至って大いに発達し、完成をみたのが現在の「易経」。」とある。
『易の魅力と智恵』(井田成明 明治書院)には「易は哲学・思想の書であるとともに、六十四卦や (コウ)を用いて現実の問題をいう義理(哲学)と占筮(占い)の二つの面をもつ特色がある。」とあり。
「占いとまじない」(「別冊太陽」No.73 平凡社 1991:移動図書館車資料)p63-「易占い」 「「易」は中国で占術として発祥したけれども、その後文化・思想の流れの中で際立ってくるのは、むしろその学術的な側面である。「易」は占いである前にテキストの名称であり、しかもそれ-『易経』は儒教の必修文献の筆頭に位置づけられる由緒正しい典籍であった。」とあり。
『占いの謎 いまも流行るそのわけ』p17「道具を使った占い」では「中国の古い占いで、日本でもかつては占いの中心であった易は、50本の筮竹(ぜいちく)と6個の算木(さんぎ)を使う」と記述あり。
これらの資料を提供する。
- 回答プロセス
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『広辞苑』で「易者」「易」の定義を確認し、該当分類の資料を探索し回答の資料を紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 相法.易占 (148 9版)
- 哲学 (100 9版)
- 東洋思想 (120 9版)
- 参考資料
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- 『易学大事典』(東京堂出版)
- 『易の魅力と智恵』(井田成明 明治書院 2004)
- 『占いの謎 いまも流行るそのわけ』(板橋作美 文藝春秋 2004)
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「占いとまじない」(「別冊太陽」No.73 平凡社 1991:移動図書館車資料)
- キーワード
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- 易
- 占
- 易経
- 儒教
- 東洋哲学
- 東洋思想
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000041452