レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月26日
- 登録日時
- 2019/03/22 11:54
- 更新日時
- 2019/03/22 11:54
- 管理番号
- 相-180014
- 質問
-
未解決
明治7年の「佐賀の乱」で、13名が死刑(梟首を含む)、136人が懲役、240人が除族、7人が禁固になったそうですが、このうち、懲役と除族になった人全員の氏名が載っている本(それがなければ最も多数の氏名が載っている本)を教えてください。
- 回答
-
次の文献、情報を紹介しました。
・『佐賀県史料 歴史稿本 政治之部 刑罰(明治7年)』
https://www.digital.archives.go.jp/das/meta/M2007041211554952355.html
「政治之部 裁判暴動 明治七年四月十三日」に判決と該当者の氏名が掲載されており、懲役と除族も含まれます。総数については記載がありません。
※こちらの資料は国立公文書館デジタルアーカイブ(https://www.digital.archives.go.jp/)でインターネット公開されています。
・『江藤新平伝』園田日吉著 大光社 1968
「第四章 佐賀の乱と敗残の末路」のp.297~304の「十二 処刑者と戦死者 断罪は四百三人」に不明、未調査を除いた氏名が掲載されており、懲役と除族も含まれます。
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3007280)
・『戦乱日本の歴史 12 士族の反乱』滝口康彦ほか著 日本アートセンター 1977
「佐賀の乱」のp.75~76に「乱に関係したとして処分されたものの数」がありますが、「右のとおり有罪が計四百十一名、ほかに一万千二百三十七名が免罪となった。(中略)なお、処罰者の数は、多少違う記録もある。」とあります。こちらに氏名はありません。
・『佐賀戦争追憶談』村山長章著 村山長章 1931
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1188952)
p.52~59に除族、懲役とされた人の氏名が記載されており、「總計三百七十九人なるも余の記憶に存する者聊か其數に足らざるは余の調査不能の罪なり」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
なし
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253529