レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年04月12日
- 登録日時
- 2006/04/18 17:07
- 更新日時
- 2017/02/02 08:10
- 管理番号
- 6157
- 質問
-
未解決
大正時代に遍路先で亡くなった人の記録のようなものはあるか
- 回答
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・香川県自然科学館研究報告 第1巻 香川県自然科学館/編 香川県自然科学館 1979
「讃岐の遍路墓」p.57-63
という記事の中に県内の161基の遍路墓を調査した結果として次の表がありましたが
江戸時代のものだけが対象でした。
・「遍路墓の被葬者の出身地とその変遷」(p.61)
*
・香川地理学会会報 no.22 香川地理学会/編 香川地理学会 2002.6
「香川県旧長尾町の遍路墓」p.33-39
という記事の中に
・(長尾地区の)「遍路墓のリスト」(p.37)
がありましたが、大正時代のものは含まれておりませんでした。
また、この記事には、江戸時代のことだと思われますが次のような記述がありました。
「・・・遍路に語り継がれる伝承によると、修行の途中で亡くなった遍路は、その土地の風習で葬られ、特別に墓を建てることを希望しないものであった。故郷にも知らせをしないでよいという旅手形を所持していた。しかし行路死した遍路に接した地元住民は、彼らを葬ることを藩当局から命じられ、その結果を報告した。庄屋の文書にはこの種の書付けがあることがある。・・・」
*
次の3点の資料も確認しましたが、参考になりそうな記述は見当たりませんでした。
・香川県史 14 資料編 民俗 香川県/編 四国新聞社 1985
p.157-159「遍路墓のこと」という記事。
・巡礼の道 信心と功徳の霊場めぐりの旅 坪田五雄/編 暁教育図書 1982
p.91「遍路墓」という記事。
・歴史手帖 昭和58年7月号
p.33-38「ホイト・勧進・遍路墓」という記事。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188)
- 参考資料
- キーワード
-
- 遍路墓
- 巡礼
- 香川県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000028328