レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/12/03
- 登録日時
- 2010/01/07 02:10
- 更新日時
- 2010/02/18 15:20
- 管理番号
- 09-0432
- 質問
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貴所のCOMTRADEで検索したデータについての照会。
マレーシアの2008年の原油輸入(HS270900)が、金額ではなく、キロベース見た場合、急増しており、同年の日本の原油輸入を追い抜くほどである。(金額ベースで見ると、さほど増加していないのが)。これは、データインプットミスということは考えられないか。それとも何か理由があるのか。
- 回答
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UN comtradeでマレーシアの原油(HS270900)の輸入量データで、2008年が343,131,506,219キロとなっており、確かに2007年(10,528,945,644キロ)から急増している。
別の貿易統計データベースWorld Trade Atlas(WTA)で検索し比較しようとしたが、2008年は金額しか掲載されていなかった。
そこで、マレーシア統計局の統計資料"Monthly External Trade Statistics"(Dec. 2008)を調べたところ、CRUDE PETROLEUMの輸入量・金額とも掲載されていた。 この統計資料によると、2008年の輸入量は9,228,000トンなので comtradeのデータは異常に大きい数字だと思われる。
3つの出典で2008年の金額を比較してみると(WTAに小数点がある)、 統計資料"Monthly External Trade Statistics"(Dec. 2008)は23,359,592,000リンギ、 WTAは6,931.389 Million US$(22,916.859Millionリンギ)、comtradeは7,004,625,474US$で3者はほぼ等しく、金額面では問題が無いようである。
(参考までに2007年の輸入量については3出典ともデータが一致してた。 )
以上から、指摘されたようにcomtradeの2008年の輸入量データに誤りがある可能性が高いと思われる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- Perangkaan perdagangan luar negeri bulanan = Monthly External Trade Statistics(請求記号:MALAY/5M4)
- キーワード
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- 原油 輸入量
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 質問者区分
- 調査・コンサルタント・団体
- 登録番号
- 1000061650