レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年09月26日
- 登録日時
- 2007/11/01 17:22
- 更新日時
- 2007/11/01 17:22
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-0887
- 質問
-
解決
日本の法律での、機会提供型おとり捜査の違法性と、犯意誘発型おとり捜査の違法性について具体的な例や理論的問題についてとりあげた資料はないか。
- 回答
-
1 おとり捜査について理論的に取り上げたものについて、以下の資料を紹介。
・『吉川経夫著作選集 第5巻 刑事裁判の諸論点』(法律文化社,2001 9書庫:326/キ/5) … p.199~204に、1953年3月5日麻薬取締法違反事件の最高裁判例についての批評がある。評釈のなかで、おとり捜査にかかった者の刑責についての過去の下級審の判断の相違が論じられている。またおとり捜査で初めて犯意を生じさせた場合と、以前から犯罪の意図があった場合に区別し、前者を不可罰的とする理論も紹介。
・『別冊ジュリスト 刑事訴訟法判例百選』(有斐閣,2005 一般:327.6/ケ) … p.26~27に2004年7月12日大麻取締法違反と出入国管理及び難民認定法違反の最高裁判例解説。この判決では機会提供型のおとり捜査は適法とされている。判例解説では犯意誘発型と機会提供型とを区別して判断した過去の判例やおとり捜査の適法性について詳述。
2 「判例大系」CD-ROMで検索。要旨・キーワード検索で「おとり捜査」を検索すると46件が該当。事例にほとんどが麻薬取締、拳銃取引について。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 司法.訴訟手続法 (327 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000038594