レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/03/07
- 登録日時
- 2017/03/29 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:38
- 管理番号
- M16042816379742
- 質問
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真田幸村の石碑が岡山の由加山に建てられている理由が知りたい。
- 回答
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・『新修倉敷市史 4 近世 下』(資料①)には、「瑜加山上に真田幸村の頌徳碑が、児島機業の恩人として近年に建立されている」とある。
・『倉敷市史 第10冊』(資料②)には、「真田紐と真田幸村の墓 児島の真田紐は寛政十年頃その技術を信州から伝へたのが初で此様な繊維大企業が発展したと云ので昭和十八年琴浦町の繊維企業が由加山蓮台寺境内に真田幸村の頌徳碑を建立した」とある。
・『繊維王国おかやま今昔』(資料③)には、真田幸村の頌徳碑の写真とともに、児島の繊維産業の歩みが掲載されている。
・『田の口の歴史と伝承』(資料④)では、『金毘羅参詣名所図会』、『航薇日記』の記述をもとに田の口・由加門前町・尾原地区で「真田紐、小倉帯」が名産であったことが紹介されている。
・『金毘羅参詣名所図会』(資料⑤)の「巻之一」には、「田口名物」として「真田織乃商家」が描かれている。
・「航薇日記」(資料⑥)には、「『尾原』といふ所にいたるこの村に備前の小倉織眞田紐をひさぐ家あり」と明治初期の児島周辺の様子が記されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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原三正『由加山』(日本文教出版)では、真田幸村頌徳碑についてふれられていなかった。
- NDC
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- 繊維工学 (586 9版)
- 参考資料
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①倉敷市史研究会『新修倉敷市史 4 近世 下』岡山 山陽新聞社,2003,833p. 参照はp.368-369.
②永山卯三郎 『倉敷市史 第10冊』 名著出版,1974,844p. 参照はp.279.
③猪木正実『繊維王国おかやま今昔』岡山 日本文教出版,2013,156p. 参照はp.86-93.
④大谷寿文『田の口の歴史と伝承』倉敷 『田の口の歴史と伝承』編集委員会 ,1997,133p. 参照はp.69-71.
⑤暁鐘成 『金毘羅参詣名所図会』京都 臨川書店,1998,525p. 参照はp.56.
⑥成島柳北ほか 『明治文学全集 4 成島柳北・服部撫松・栗本鋤雲集』 筑摩書房,1977,435p. 参照はp.104.
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①倉敷市史研究会『新修倉敷市史 4 近世 下』岡山 山陽新聞社,2003,833p. 参照はp.368-369.
- キーワード
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- 真田幸村
- 由加山
- 児島
- 真田信繁
- 真田紐
- 石碑
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016042816304679742
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000213409